内容説明
親の介護をしている人を傍から見て、「大変そう」「気の毒」「可哀そう」と同情的に見てはいませんか。そう見てしまうのは、介護は「背負った負担」で、できることなら「避けて通りたいこと」というイメージが強いから。しかし、これからは介護を避けて通ることのほうが難しい時代に突入します。これからは介護を「誰もが経験すること」「人生の一つのステージ」と冷静にとらえるべきではないでしょうか。介護を「正対して取り組む人生の課題」として受け止める。そうすることで、介護は人間力アップと人生を充実させるチャンスととらえることができます。
介護の理想はオーダーメイドですが、現実的には「前向きな妥協」が必要です。大事なのは介護をする人、される人に合った介護を作りあげられるかどうか。そこで著者は介護版の「人生会議」をすすめています。まだ親が介護を必要としない元気なときに、介護についての希望をしっかり話し合って決めておく。そうすれば突然に介護が必要な事態が起きても、慌てることなくケアマネージャーに親の希望を伝えることができます。
本書では介護する側もされる側も納得できる介護、後悔を残さない介護の在り方を考え、「やらされる介護」から「自分づくりの介護」という視点で、どうすれば介護を自分らしく生きていくための成長のチャンスにしていけるのかを考えていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
介護は短期間に終わるものではないため、最初の気持ちをずっと持ち続けるのは難しい。自分の大切な親だからこそできる限りのことをしたい、という考えは自然なものではあるが、それを長期間続けた結果自分自身が壊れてしまうということもあり得る。そうならないようにするためにも、頼るべきところは頼ることも大事になってくる。自分にとっては初めてでも、経験を積んだ人は周りにいるので相談することも大切である。2023/09/25
kaz
1
介護、終末期医療等に対する心構え、向き合い方をわかりやすく解説。主張そのものは、類書でも見かけるオーソドックスな内容。図書館の内容紹介は『人生100年時代は、「介護をする可能性」も「介護をされる可能性」も高くなる。後悔を残さない介護の在り方や、どうすれば介護を自分らしく生きていくための成長のチャンスにしていけるのかを考える』。 2023/07/08
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