マンガでわかる 日本の食の危機 - 迫る飢餓……「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切

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マンガでわかる 日本の食の危機 - 迫る飢餓……「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切

  • 著者名:鈴木宣弘/マンガデザイナーズラボ
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 方丈社(2023/07発売)
  • 夏の総決算!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~8/31)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784910818085

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内容説明

「この経済大国・日本で飢餓なんてありえない!」「日本ほど、食の安全が大切にされている国はない」あなたはそうお思いでしょうか。しかし、残念ながらどちらも完全な間違いです。今、日本は食に関してかつてないほど「本質的な危機」に直面しています。危機には、「量」と「質」の両面があります。「量の危機」とは、文字通り日本人が生存を保てるだけの食品、食料品を確保できず、飢えるという意味です。食料自給率は、先進国中最低レベルの38%と言われますが、実態ははるかに厳しく、実質10%程度です。それは、野菜等の種、そして化学肥料の原料、家畜の飼料などの多くを輸入に依存しているからです。

世界では、「食料は最も安上がりな武器」として認識され、各国とも自国民への食料供給を最優先課題として厳しく戦略的に動くのが食料安全保障の基本です。しかし、日本はこの部分が完全にないがしろにされ、「自動車輸出」の枠を確保するために、食と農業を人質として生殺与奪の権を明け渡してきてしまいました。「自分で作ることはない、お金を出して買えば済むのだから」と、勘違いしていたのです。自国民の命を守る根幹を他国に委ねるという矛盾が「異常気象」「コロナ禍」「中国の食料爆買い」「ロシア、ウクライナ戦争」というクワトロ・ショックによって最高潮に達しているのが現状です。

一方、「質の危機」も深刻です。日本は他国からの干渉で農薬の残留基準値をどんどん緩和し、酪農での成長ホルモン規制や遺伝子組み換え作物、ゲノム編集作物に対する規制も輸入品に関してはザルで、最も厳格なEU圏や意識の高まっている北米、豪州、そして中国などより危険な食品を食べているのです。そして、規制を厳しくした国に輸出できなくなった世界中の食品は、全て日本に回ってくる。つまり農薬漬けや遺伝子組み換え食品の最終処分場のように扱われています。少子化やがん死の増大に食の質の低下が影響しているのではないかとの声もあり、次世代、次々世代に対する責任が問われています。

本書のストーリーは、稲垣家の家族たちと鈴木教授との関係の中で進行します。主な登場人物は、母親=美穂(主婦)、父親=大輔(スーパーマーケット勤務)、長男=修斗(農学部に通う学生、鈴木教授のファン)、長女=穂波(小学5年生)、美穂の伯父=松任谷角栄(近郊で専業農家をしている)、鈴木宣弘教授。日本に現実に迫っている食の「量」と「質」の危機に関して無知・無自覚だった美穂が、修斗の影響で次第に現実に気づき、学び始めることで、悩みつつ解決策を求めていく。その過程で鈴木教授とも知遇を得、やがて家族全員に大きな変化が起きるようになります。

マンガのストーリーは9話で展開し、それぞれのテーマに合わせた内容を、鈴木教授とマンガのキャラクターのやりとりで補足する構成。現在の行政の中で苦しんでいる酪農家の方への取材なども行い、日本が直面している課題をリアルに伝える形になっています。深刻な現実を変えることができるのは、読者であるあなただけです。 第1章 不安
もう始まっている食料危機   第2章 「量」も「質」も危ない
誰も知らなかった日本の食の現実 第3章 悪い夢
コオロギ食と野菜嫌い

第4章 安全か利益か 農家が直面している現実

第5章 気づき
ホンモノの味と出合うこと

第6章 安全幻想の終わり
標的にされていた日本の食卓

第7章 酪農、ヤバいです!!!
今日も続く過酷すぎる現実

第8章 転機
「本当のこと」を知ったとき、何が見えてくるか?

第9章 笑顔のある明日へ
自分が動けば、変えられる

おわりに
一般財団法人 食料安全保障推進財団について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kuma

3
日本はアメリカやヨーロッパで消費されない農薬やホルモン剤まみれの食品を輸入させられている。防衛費には5年で43兆円、農水予算は2.3兆円(年?)。セルフ+アメリカによる兵糧攻め。他の国は食糧安全保障に重きを置くのに日本はアメリカの言いなりで輸入量を増やし国内農業を衰退させている。反米感情も感じてしまう書きっぷりだけど本当なら大変なこと。安全な食品を手にするために行動している人たちもいる。学校給食に使うわために地産の小麦を育てたり。有機野菜を作ったり。安い食品にはそれなりの理由がある。2024/01/27

bibliotecario

1
私たちは何を食べさせられているのかと暗澹たる気になってきますね。売国的食糧政策を進める政府にNOといいましょう。食料安全保障推進財団を応援します。絶望するにはまだ早すぎる。2023/08/30

Yoshika Komatsu

0
◼️図書館本 ◼️著者の講演や書籍で、大半の内容は知っていたが、漫画には、気軽に読んでもらえるメリットがある。 ◼️漫画と補足文という構成。文章は鈴木先生と漫画の登場人物との対談形式なので、基礎情報を知らなくてもスラスラ読めると思う。 ◼️企業名など固有名詞の明記を避けている点は、仕方ないとはいえ、家族に読ませた時に、補足説明が必要だった。 ◼️もうちょい一般受けする画風なら、知人にも推奨しやすいのになぁ。2024/04/24

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