文春e-book<br> 青木世界観

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文春e-book
青木世界観

  • ISBN:9784163918921

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内容説明

スワローズのレジェンドとスワローズを愛する音楽家/作家の対話から立ち現れる新たな“世界観”!

ヤクルトスワローズのレジェンド青木宣親と熱烈なヤクルトファンのミュージシャンにして作家の尾崎世界観。これは、プライベートでも交流のある二人が、縦横無尽に語り合う対話集だ。

テーマは「チャンス」「才能」「技術」「数字」「失敗」「コミュニケーション」「継続」「勝利」「引退」の9つ。

尾崎さんは「チャンスをつかむために必要なことは?」「才能とは何なのか?」「数字は仕事においてどういう意味を持つのか?」といった問いを次々に青木さんにぶつけ、青木さんは自らの経験をもとに、それらの問いを真剣に打ち返していく。
「最終打席でも最後に一本打てる選手じゃないと生き残れない」「勝ったと思ったらもうそれ以上先はないですよね」「自分の才能の“取扱説明書”は、自分自身で持ってないと」「とにかく一歩踏み出せば、二歩目が進める。二歩目って、割と楽なんですよ」「結局は何事も“自分流”なんですよ」

ヤクルトファンにとっては、レジェンド青木宣親の“世界観“の一端に触れることができる一冊であり、尾崎世界観ファンにとっては、小説、音楽とはまた違う尾崎さんの新たな“世界観”を知る一冊であり、野球ファンにとっては、超一流プレーヤーの思考回路を覗き見ることができる一冊になっている。しかし、この対話集は単なる「野球の本」でもシンプルな「対談集」でもなく、すべての仕事を持つ人に刺さる「プロフェッショナルによるプロフェッショナルのための本」でもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

63
青木宣親選手は、昨季をもって引退されました。大変残念に思いますが、いつかはこの時が来るのです。その青木選手、引退前にヤクルトファンである尾崎世界観というロックバンドのボーカルと対談をされたのがこの本で、まるで往復書簡のような、行ったり来たりの遣り取りが会話を十二分に楽しませてくれました。それにしても、青木選手のMLB時代の話、ヤクルト時代の話は、知らないことも多く、堪能しました。最近のMLBは、セイバーメトリクス(野球の統計学)が中心であり、3割、30盗塁、20勝、のような捉え方はしないようだ。2025/01/08

katoyann

15
今年、現役引退をした元メジャー・リーガーであり、プロ野球の東京ヤクルトスワローズの外野手とロックバンド、クリープハイプの尾崎世界観による往復書簡。尾崎がミュージシャンとして意識していることをエッセイ風にまとめながら青木に質問し、それに青木が答えるという構成である。入団当初の評価は高くなかった青木はファームにいた時に野村克也の『野村ノート』を読み、打者の四類型論を理解して、すべてのパターンに対応できる打者になるように練習を重ねたという。野球の技術論や戦術論を学ぶこともできるので読み応えがあった。2024/10/22

yunyon

9
面白かった~、青木さんは普段からとてもわかりやすくお話しされるイメージで、尾崎世界観さんとアーティストと野球選手とで活躍の場は違うのに同じ感性の部分と全く違うところと、対比がわかりやすいし、対比があることでより鮮明に分かる部分もあって。村上様から、にわかヤクルトファンになりましたが、彼は今年が日本ラストイヤー、最後に盛り上げてメジャーに行ってのるかそるか…、まだ分かりませんが、青木さんのように日本でもやりきって、メジャーでもやりきってほしい!、これから解説の青木、コーチの青木、監督の青木も楽しみにしてます2025/01/28

Taro

5
様々な思考、環境、出会いが大卒ドラ4の青木宣親という選手をスーパースターに作り上げたのだなと改めて感じた。この系譜を村上、長岡など次世代の選手が引き継ぎ、継承されていくのだと思うと、これからのスワローズはますます目が離せない。いつか監督・青木宣親も見てみたい。2025/04/13

おすぎたま

5
尾崎さんがヤクルト大好きな本。 考えてもできないならまだ考えが足りない。失敗した後の一歩目が大事。 ストイックさを感じた。2025/01/12

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