内容説明
方士の素月は、幽鬼を祓うことが生業だ。
今回の仕事はひどい家鳴りの調査。
屋敷では若い夫婦と、その幼馴染の男・耀天が待っていた。
方士を敵視する耀天に見張られながら、素月は悲しげな女の幽鬼が原因だと探り当てた。
幽鬼に導かれ地面を掘り返すと変死体が見つかる。
――彼女の遺体らしい。
耀天は「この先は俺の仕事だ」と言う。
彼は捕吏、犯罪を取り締まる役人だった。
仕事を取るなと憤る素月も譲らず、二人はともに屋敷の前の持ち主を訪ねるが――。
人間嫌いの方士と敵を追い続ける役人が挑む、中華ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなりん
16
生贄にされ死が間近に迫ったところを助けられ、それから幽鬼が視え方士として生きてきた素月。依頼を受けた先で捕吏の耀天と出会い、なんやかんやで耀天の仕事を手伝う事に。生い立ちから人を信じていない素月と、過去の出来事から仇を追っている耀天。反発しながらも徐々にお互いを理解して信頼し合うように。そして一つ屋根の下で暮らすという、おいしい設定。耀天の追っている人と行方不明の素月の師匠が関係ありそうで、続きが楽しみなシリーズ。2024/10/27
かきょん
4
この手の本(中華ファンタジー、幽鬼)としては、全体的に暗くなくコミカルで読みやすかった。 キャラクターの背景や過去も際立っており、世界観に入りやすい。事件がいくつか起きて、巻き込まれながら解決していく。 はじめは胡散臭く感じていた主人公に、淡々としていて相手にされず流され、次第に手伝っていく変化も楽しめる。 他の登場人物たちも個性があっていい。2025/01/01
色素薄い系
4
半分まで頑張ったけど面白さを感じず2章で脱落。すみません。2024/11/08
Rurikko
4
女主人公が甘くない。怖くすらあるのに、なぜか好感を持てる。甘いのはヒーローの方か。 著者は人の本質を描こうとしている? 続きを読んでみたい。これはあくまで序章なんだろうな、と感じる。2024/09/16
よっしー
3
面白かった。素月の師匠のこととか、伏線あるから続き出るかな。2025/03/29
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