内容説明
母の形見の行方を追う孤独な少女・アイレは、
手がかりを求め、差出人不明の招待状を携えて仮面オークション会場に足を踏み入れる。
絵画、宝石、アンティーク…。様々な品の売り立て(セール)が進行する中、
アイレは特殊な審美眼で、商品の中に贋作が紛れ込んでいることを見破る。
これをきっかけに、オークションを運営する侯爵家の若き当主・バルトルートに才能を見出され、
物腰柔らかな第五王子・フェリクス、ムードメーカーの男爵家次男・ジョシュアとともに、
オークショングループ<ハウス>の一員として、彼らの仕事を手伝うことに!
最初は上から目線のバルトルートが気に入らないアイレ。
しかし他人に上手く頼ることができない自分の性格を見抜き、
不器用ながらも手を差し伸べてくれるバルトルートに、徐々に心を開いていく。
しかし同時に、異常なまでに物の真贋に固執するバルトルートに違和感を覚える。
どうやらその理由は、彼がオークションを主催しているわけにも深く関わっているようで…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
13
公爵家当主たちが主催するオークションのグループ<ハウス>と、真贋がわかる不思議な目を持ったアイレ。出品される品々にまつわる謎を解く形式でよかったです。謎は全部解明されたわけではないですよね。続くかな?2024/12/22
ごま麦茶
4
物の真贋を見極められる特殊な目を持った少女・アイレ。忍び込んだオークションで、オークションの運営をしている《ハウス》の仲間になることに。ハウスの仲間も、お客様も個性豊か。オークションは、私も、富裕層の財力での殴り合いみたいなイメージ(笑)でいたので、知らない世界を知れて楽しかったり。物の価値は、金額もあるけれど、持ち主の思い出ででも変わっていくよなぁと改めて感じました。まだ謎が残ってる気がするのですが、続編でるのかな。出たら読みたいです。2024/11/06
葵上
4
おもしろいんだけど、全体的に薄いかなー。キャラも立ってて、設定も筋書きもイイ。ただ、オークションのドキドキ。最後の謎解き。恋愛要素。もう少し書いてほしかったけど、このくらいがちょうどいいのかな。2024/10/16
kokekko
0
登録もれ2024/09/30