内容説明
父を亡くした十九歳の青年、勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店・耕書堂で奉公することに。厭世的でどこか投げやりな勇助を何故か蔦屋は気に入り、「いずれ自分の養子(二代目蔦屋)にする」と言い出す。豪快な蔦屋のもとで働きながら、勇助は江戸の一癖も二癖もあるクリエイターたちと渡り合い、物語を書いてもらえるよう奔走し――。江戸のカリスマ出版人・蔦屋重三郎と青年による、熱いお仕事小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
40
蔦屋重三郎の営む書店に奉公することになった勇助。働きながら、一癖も二癖もある人々と関わりながら物語を書いてもらえるよう奔走するのが大変そうだなと思いました。まさかTSUTAYAが江戸のカリスマ出版人・重三郎から発展していったとは驚きです。お仕事小説としても楽しめる作品。来年の大河ドラマの題材でもあるので、興味深く読みました。面白かったです。2024/11/22
まーしゃ
19
蔦谷とは後のあのTSUTAYA 現在の大河ドラマで描かれている蔦谷重三郎 の店に奉公人して働く事となる勇助が主人公 重三郎と勇助…熱いお仕事小説👍 癖強い人間とのやり取りが見もの 江戸の風習なども知れて粋な作品 今年、1冊目の本…素敵な作品で今年は良い物が読めそう😊 2025/02/02
み
19
何となく読了…。ちと好みではなかったです。2025/01/09
豆乳くま
16
来年の大河ドラマは蔦十。江戸のクリエーター達のプロデューサー。貸本屋を営んでいた父の 死後、蔦屋の営む耕書堂で奉公することになった勇助は、「いずれ自分の養子にする」と宣言。奉公人の先輩達からはいじめられ、蔦屋からは癖強な作家たちへの無理難題を押し付けられ。蔦屋を納得させられる仕事ができるのか?ちょっと強引だけど、テンポよくサクッと読める本でした。2024/10/09
一五
11
おかげで関連本がたくさん出てる? 熱いお仕事小説とあるが、たしかに仕事面ばかり。本の作者 内容がほぼ無く残念2025/04/21