当事者と専門家 - 心理臨床学を更新する

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当事者と専門家 - 心理臨床学を更新する

  • 著者名:山崎孝明
  • 価格 ¥3,366(本体¥3,060)
  • 金剛出版(2024/08発売)
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  • ISBN:9784772420624

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内容説明

「見て見ぬふり」を超えて――

「ユーザー/クライエントのために」を徹底すれば、専門家/臨床家は苦い現実を突きつけられる。だが問いは、ここからはじまる――心理療法のエッセンスと〈共同創造〉、精神分析の活用法と〈コモングラウンド創出〉、オンライン面接+異文化交渉=スクールカウンセリングと〈実践論〉、執筆・発表・掲載プロセスと〈執筆論〉、そして分断の歴史を超える心理臨床学の構想へ。

専門家のあるべき姿への、熱と希望を放つ、ラディカルな思考。

目次

序論――心理臨床学を再考する

第I部 心理臨床学を更新する
 第1章 心理臨床学を構想する
 第2章 心理臨床学を解剖する――その歴史と現在地
 第3章 心理臨床学を展望する

第II部 共同創造を考える
 第4章 凡庸さにとどまること――私の考える心理療法のエッセンス
 第5章 当事者から学ばされる
 第6章 学派たちの政治

第III部 コモングラウンドを創出する
 第7章 精神分析の活用法
 第8章 治療構造論を更新する――認識論から主体化へ
 第9章 子どもを巡るケアの声――スクールカウンセリングにおけるふたつの視点
 第10章 「ちょうどいい距離感」をいっしょに探る――自立という名の孤立、ストーキング、そしてパートナーシップ

第IV部 実践を定位する
 第11章 治療構造の一選択肢としてのオンライン面接
 第12章 異文化交渉としてのスクールカウンセリング

第V部 更新の技法としての執筆
 第13章 SNS時代の論文執筆
 第14章 論文発表までの道のり
 第15章 論文掲載のプロセス

長いあとがき|心理臨床学を再起動する――分断の歴史をこえるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

4
大好きだなー2024/09/07

素人

2
心理業界の中の様子が分かって面白かった。実践家が論文を書いて学問の枠組みを広げていく、というアイディアが素敵だなあと思ったり。2024/10/09

たかたか

0
タイトル買いしたが、私よりかは心理職が読むべき本だった。大学教員への権力集中を脱するために現場の人間が事例論文を書くことの重要性とか、そのための臨床エスノグラフィーの可能性の提示、読んでてやっぱSCやりたいと思わされた。 記述がとても厚かった。あと、OTの当事者研究は進んでいるのになんで心理臨床家の当事者研究は広まらないんだろうとモヤモヤしていたところにも、この本が応答してくれていて頷きまくりだった。心理臨床やってる人たち何人かから他の感想を聞いてみたい。2024/11/26

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