肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか

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肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか

  • ISBN:9784140819715

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内容説明

「生き延びるためのスイッチ」が脂肪を増やす?! 

人間が太るのは、効率的に脂肪を生成し、その燃焼量を減少させる生物学的変化――「サバイバル・スイッチ」がオンの状態であること――が主な原因だった! このスイッチがオンになっていると、一般には肥満と結びつけて考えられていない複数のがん、ADHDや双極性障害、アルツハイマーの初期症状等のリスクも高まるという。成人病の研究を20年以上リードしてきた著者が、最新研究をもとに、まったく新しい方法による肥満の予防と治療を提案する一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

27
この分野は、他人事ではないので、関心をもって渉猟してきたが、それがまとまって書かれているし、読みやすいし、納得できるし、とってもよい本だ。サバイバル・スイッチ~ぼくらはなぜ、ビタミンCを作れないか~なんてタイトルの方がよかった。2024/12/23

たこ焼き

7
脂肪があるからこそ、急病したときや飢餓状態に映った時に筋肉を失わずに脂肪でサバイブできる。果糖をとったり、水分不足や飢餓状態になると体は周囲の環境の厳しさを探知しサバイバルモードになり、脂肪を蓄えようとする。食料が安定的に供給されていない状況では脂肪はむしろ生き残る糧となる。持病がある場合や妊娠中は急激なエネルギー不足に陥るリスクがあるので脂肪があった方がよい。食料が手に入らない状況では憧れから豊満な女性像が作られる。脂肪は分解の過程エネルギーと共に水分を得られる。糖が欠乏すると脳に糖が持っていかれる2024/11/05

山ちょ13

5
「肥満の科学 ヒトはなぜ太るのか/リチャード・J・ジョンソン」読了。 人が太る=体脂肪が増えるメカニズムと原因について科学的根拠を基に書かれた本。 そもそも体脂肪の蓄積は生存のために必要な反応だった。 体脂肪の蓄積のために、必要な行動のスイッチ、これを本書内ではサバイバルスイッチと呼んでいる。 現代人はこのサバイバルスイッチがオンになっていることが多すぎるが故に体脂肪が過剰に蓄積されてしまう。 キーワードは果糖、酸化、尿酸、ミトコンドリア 2025/01/14

たかひろ

5
かなり学術よりの本で読み飛ばした。果糖が身体に及ぼす影響を論じた本。だいたいの健康本に載っている、赤身肉、アルコールは身体に悪いということがここでも載ってる。印象的だったのは、ソフトドリンクの有害さが強調されていることである。また、ダークチョコレートは摂ってもよい(もちろん適量)いうのが発見だった。2024/09/25

たかぴ

4
果糖を減らして水を多めに飲む。だけどここまで運動は出来ないかな。。。2024/12/24

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