内容説明
ネオコン、唯物論、君主制廃止論、新自由主義、ジェンダーフリー、家族解体論、世界統一政府、SDGs……西洋哲学の中に答えがあった!
学校では教えない世界を読み解く鍵
イオニア学派、プラトン、アリストテレス、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、ライプニッツ、バークリー、ルソー、アダム・スミス、エドマンド・バーク、ニーチェ、ハイエク、ハイデガー、ハンナ・アーレント、アイン・ランド、フランクフルト学派……
アメリカ人歴史学者で哲学にも造詣の深いジェイソン・モーガンとベストセラー作家茂木誠の強力タッグが、西洋哲学の広野を歴史をもとにわかりやすく解説!
古代ギリシアから現代までの流れを追いながら、重要な哲学者や概念の基本的な教養が身につきます。
いま日本人が知るべき教養とは何か?
知識ゼロからでも理解しやすい! 世界の見方が一変する哲学対談
混乱を生き延びるヒントになる!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
46
西洋哲学を古代から現代まで茂木誠とジェイソン・モーガンの対談によって明らかにしようとしている。それぞれの思想が形成された背景を明らかにしたり、西洋思想と日本思想を対比することでわかりやすい内容になっている。モーガン氏がルイジアナ州出身のカトリック教徒ということもあるが、東海岸や西海岸によく見られるアメリカ人とは異なる見解が垣間見えるところが興味深い。日本ではデカルトからロック、ルソーと受け継がれた理性を重視する思想は、現代においても恐るべき影響を与えていることがよくわかる。2024/10/16
ta_chanko
22
現代のグローバル資本主義の根底には、西洋哲学がある。ソクラテスの真理、プラトンのイデア、ゾロアスター教→マニ教の善悪二元論、ユダヤ・キリスト教の唯一絶対神、ルター・カルヴァンの宗教改革、ホッブズ・ロック・ルソーの社会契約、デカルトの理性、ヘーゲルの弁証法、マルクスの史的唯物論、ベンサム・ミルの功利主義、共産主義、全体主義、現代の新自由主義...。これらは西洋の歴史上、連綿と続いてきた設計主義の流れ。現実を否定し、手段を選ばずに理想を追求する危険な思想。対抗するには、歴史・伝統・経験に重きを置く保守主義。2024/12/17
Googoler777
4
総合歴史の教科書にぜひ組み入れてもらいたい内容でした。山川教科書の事実の羅列から日本人は解放されるべきと思います。政治・経済・文化・慣習の背景に人々の思想を支配しているものは何か?過去の思想が現在のロシアウクライナ戦争、中東紛争、大統領選挙、LGBT、AI等にどのように影響を与えているのか?この本をベースに自分なりの世界観を確立させたいと思える内容でした。2024/11/24
たつお
3
西洋思想の変遷をその危険性を踏まえて振り返ることができた。西洋思想の根底には全知全能の神やダビデ像に見られるような理想や完全性があり、世界を分解して数字と論理で完全に理解・統制しようとする傾向がしばしば見られる。科学の功績は大きいが、現実世界の複雑さを完全に理解・制御できるわけではない。社会構造においても2つの主義にはそれぞれ格差と独裁という欠陥が見られ、完全な解決は難しい。なので、東洋思想的に世界や人間の不完全性・複雑性を受け入れつつ、目的に応じてスタンスを変えながら人間活動を営むのはどうだろうか? 2025/08/13
たーら
2
入門と銘打ってはいるが、ある程度哲学史に通じていることを前提に新しい見方を与えている印象。2024/11/09
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