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内容説明
テクノロジーと自由を愛した人々が国家以上の力を握ったのはなぜか。デジタル帝国の思想や経営を豊富なデータとストーリーで活写。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
126
国家とは国土と国民と国境を持つ政体というのが、人類始まって以来の常識だった。しかしインターネットが地表を覆う今日、プラットフォームを支配する巨大テック企業は国民だけを持つ事実上の国家になりつつある。そこでは利用者の利便性を保証するシステムの創始者こそが独裁皇帝であり、既成国家の法や統治を嘲笑う巨大な権力を握っている。いわば技術が政治にとって代わる勢いであり、ハイテク版ソビエト連邦の誕生に等しい。ようやく気付いた市民や政府は規制に乗り出したが、果たして間に合うのか。日本では誰も考えていない危機への警世の書。2024/11/03
ジョンノレン
62
いつの間にか人々の生活に浸透し、システム・情報両面での圧倒的優位性を背景に巨大化し、今も増殖し変容しつつある巨大プラットフォーム企業の現状を捕捉すると共に、これをいかに制御するのかを模索する。正直「群盲象を評す」感と、規制の難しさが何とも虚しい読後感。ただ、群盲の手触り感の伝わってくる生々しい実例やサクッとした括りは心地良かった。いま正に動く標的の全体像や急所を捉えることの難しさに挑戦した労作。いずれ権力の態様の転換期と言われるであろう歴史の真っ只中に自分も生きているのだなあと、妙な感慨も。2024/11/06
naka
10
スタートは自由なインターネットの環境でスタートした企業もちょっとした国を超えるような規模となったamazonやuberなどのプラットフォーマーは著者がソ連2.0と揶揄するような中央集権的な体制になっているということを解説した本です。運転手が十分多い地域ではuberに登録できなくなるなどある意味自由でない変なことになっているのが面白い。2026/06/07
やす
10
インターネット黎明期からのアマゾン、e-bay、ube、ビットコインrなどなどの巨大企業がどのようにしてできたか、どんなことをしてきたかというのが結構マメに書かれていた。創業者はなぜか自由を愛するリバタリアンが多いのだか結局国家に代わって統制的になるという不思議。インターネットも地域コミュニティに毛が生えた程度の和気あいあいとした世界の時はそうそう大きな問題は起きず皆独特的に過ごしていたのだが、都市化が進んで隣人に挨拶もしないようになると詐欺師や自己中が現れ社会を崩壊させるので規制が必要ということのようだ2025/06/21
Stevie G
7
クリプトクラシーの章は面白かったです。DAO(分散型自立組織)、ビットコイン、イーサリアムはそれなりの発明とは思いますが、あまり本気で関わりたくない代物です。アマゾン・メカニカル・タークという仕事のことは実は初めて知りました。ジェフ・ベゾズには悪い印象は持っていませんでしたが、変わりました。反省。結論の章で、プラットフォーム経済を、貴族階級、市民、ジャーナリズム、最下層の虫けら(消費者)に分類して、ブルジョア革命から、法の支配、民主主義になぞらえて分析したのは大変面白い着眼点と思いました2025/02/24




