内容説明
人には必ず死が訪れる。
早くなくなる人もいれば、長生きする人もいる。
「あいつはまだ元気なのに、俺は70歳で死ぬから不幸だ」と言っても
それは比較の問題で、もっと早く亡くなる方もいる。
まだ若いうちに亡くなる人もいる。
しかしながら早く亡くなったからといって、「生まれてこなかったほうがよかった」わけではない。
短い人生にも、その人だけの、「生まれてきたからこそ、味わった楽しい体験」があるのだ。
長生きだったとしても、早く亡くなったとしても、人に必ず訪れる死だからこそ、
死ぬ前に「私の人生は幸福だった」と
骨の髄まで感じて死にたい。
「自分は幸福な人生を生きた」と感じて死ねれば、人生の長さは関係がないのだ。
そのためは、どうすればいいのか?
それは、考え方を少し変えることだ。
その方法から、がん治療、延命治療、胃ろう……などを
老人専門医で、精神科医の和田秀樹がわかりやすく教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
53
「今の幸せほど、確かなものはない」なるほど。未来に期待する幸せとか、財産を残せば子供が幸せとか、それは誰にも分らない。「過去も未来も幻想で、今だけが真実だ」なるほど。死ぬときに「あれをやっとけば」という後悔はしないほうがいい。なるほど。人に勝とうとするよりも今の自分を少しでも良くすることに注力しよう。なるほど。何だが「なるほど」と感心してばかりだ(笑) 今、正しいことがこれからも正しいとは限らない。だから常に新しいことを勉強する人が強い。なるほど(笑)2024/10/16
コチ吉
5
人間は必ず死ぬ。この当たり前の事実をどう受け止めるか。日本人が死を恐れ、避けるようになったのは比較的最近のことと言われる。死は怖いが、せめて自分を客観視できる視点を持ちたいものだとは思う。2024/10/03
それでいいのよ
2
日本人は自分の命がコントロールできると錯覚している。生活を改め、医療にかかっていれば死なないで済むという錯覚。しかし、どうあがいても死ぬものは死ぬ。尊厳死の反対、尊厳生。残りの時間生きることを充実させる。高齢者になったら、人に勝とうとするよりも今の自分を少しでもよくすることに注力する。参照点を低くできる人は平穏な日常を送るだけで幸せ。人生のシナリオは無限。だから高齢者になっても今を頑張ることが大切。2025/07/02
かなかな
1
2025年4月8日(火)audiobook。 『死の壁死ぬ時に幸福な人』 生きる長さもあるけど、どう生きたいか。バランス。 思い出しか持って行けないのです。 したいことをしよう。2025/04/08
こぶたん
0
☆「答えは常に変わっていく」 価値観、健康常識・・時代とともに変わっていく。 → 常に新しいことを勉強する人は強い! p.1362025/02/08
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