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内容説明
東大寺大仏や正倉院宝物など、絢爛な文化が開花した天平年間。シルクロードや遣唐使などの国際交流により、華やかな印象を持つ人も多いだろう。しかし外交が盛んになった一方、ユーラシア全体を揺るがす軍事的緊張が生じていた。繁栄を謳歌していた唐を、一気に奈落の底に突き落とした「安史の乱」。その混乱の中、藤原仲麻呂が新羅征討を計画――。天平とはいかなる時代だったのか。豊富な史料をもとに世界史的視点で解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
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ふむ2025/02/12
Meursault
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天平期の古代日本に焦点を当てつつ、ユーラシアという広い範囲を射程に入れて、諸勢力の相互作用を論じたグローバル・ヒストリー。グローバル・ヒストリーは大好物なので、楽しく読めた。唐の政治状況と、日本、新羅、渤海の外交関係やそれぞれの国内体制のあり方の議論は秀逸。7世紀の東アジアの動乱を経て唐の周辺国がなぜ律令国家を目指したのか、そしてそれぞれ同じような発展段階を経たのか、腑に落ちる論だった。 著者は、2025年1月現在NHKラジオで歴史再発見「古代史の謎」を担当中で、そちらも楽しんで拝聴している。2025/01/25




