内容説明
「お袖狸」松山藩主の元にお輿入れした姫に伴ってやってきた狸の化身「お袖」は、誠心誠意を込めて姫に尽くすが、藩主に不満を抱いた者たちが騒動を起こし、藩主は帰らぬ人となる。姫とお袖狸の運命は。「湧ヶ淵 大蛇伝説」松山城築城の頃。石の掘削現場近くに棲む大蛇の一匹を殺め、供養をしたのだが、その頃、美しい女が掘削の指揮を任された男のもとに現れる。いったい女は何者なのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Maruru33
1
姫とお袖の深い絆、出会いと巡り合わせの人生の不思議が、じんわりと心に染みていきました。 戦乱の過酷な時代に、逞しく戦い生きる登場人物のそれぞれの様子にハラハラします。それは、生きるための戦いが日常であり暮らしであった時代だったと気付かされ、熱い生きるエネルギーを感じながら読み進めるうち、自身のエネルギーが沸いてくるような気がしました。皆、良くしてくれる。この言葉は温かく、柔らかい心を甦らせてくれました。ありがとうございました。2024/07/08
清水 拓真
0
最高でした。2024/07/03
まっちゃんタヌキ
0
松山市の新たなタヌキ伝説ですね~2024/07/03
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