内容説明
「一番重要なのは、自分の頭の中の多様性」
無駄に増える不要なルールやコンプライアンス至上主義、カタチだけの女性優遇、SNSで暴走する正義幻想、「変わり者」の徹底排除――。
「多様性の尊重」が叫ばれて久しいが、今の日本社会は上っ面の「多様性」が自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒な状況に陥っている。その原因は一体どこにあるのか?
『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家池田清彦が、「多様性」とは何かを解き明かし、世の中にはびこる “なんかいやな感じ”を喝破する!
「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mike
72
あちこちでやたらと聞かれる多様性に対しての著者の考えと日本人の誤った考え方への警鐘。池田さんって「ホンマでっか」に出てたあの方か。あ〜なるほど。賛同する点も多々あれば、できかねる点もあり。久しぶりの新書。偏りがちな読書の合間に、こういう専門家による見解を読むととても新鮮でいい。2025/06/22
mana
65
Audible。星8/102026/05/16
tamami
65
池田先生の本は、以前から時折手にしてきたが、本書の読後感は余りよろしくない。「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養を謳い、必要なのは「多様性の尊重」というフィクションに近づく努力、或いは、イノベーションを起こすのに必要なのは異質な頭脳etc.と至極真っ当なことを多くの事例を挙げて論証していくのだが、そこかしこで現代日本の社会、政治、教育をこき下ろし、挙げ句は「一番強いやつに従う」という日本人の行動原理と決めつけるのはどうだろうか。同様に、「変わり者」を徹底排除とあるが、先生御自身がそのよい反証ではないか。2024/09/14
yamatoshiuruhashi
50
「多様性」が叫ばれる今、本当に多様性を大切にするということはどういうことか、お互いの自由を侵害しないとはどういうことかなど、当を得た話が、この著者ならではの平易な言葉と明快な論旨で語られる。非常に参考になる一冊。前作「平等バカ」も読むべきだと思った。出張中につき、明日、一緒に飯を食うことにした息子に本書渡すこととする。2024/11/07
りんご
43
痛快痛快。「多様性」って言い訳は胡散臭いなあって思ってました。生物多様性を維持するためには人間がいなくなることが1番手っ取り早い気がするじゃん。それはしないじゃん。したくないんだったら「多様性」なんて言わなきゃいいのに。長いものに巻かれて生きてくのは楽だけど、そのままじゃあ滅びちゃうよ。自分で考える。行動する。2025/01/21
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