跡倉ナップと中央構造線 - 異地性岩体に秘められた日本列島の歴史

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跡倉ナップと中央構造線 - 異地性岩体に秘められた日本列島の歴史


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内容説明

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跡倉ナップは日本の代表的なナップの一つで,中央構造線の形成,西南日本と東北日本の関係,フォッサマグナの対曲を考える上で鍵となる存在になっています。跡倉ナップをめぐる問題は古くて新しい問題であり,本書ではこれを跡倉問題と呼びます。
本書は跡倉問題の研究の歴史,研究の流れを一通り見ることを目的として書かれたものであり,発表された論文や報告に基づいて研究の流れを追ったものです。
得られては失われ,たどり着いたと思えばそこが出発点,というような跡倉問題の複雑で難解な研究の歴史の,おおよその流れを記そうとした本書が,少しでもお役に立てば幸いです。

目次

第1章 大霧山ナップと堂平山クリッペ-1910年代~1930年代
第2章 跡倉クリッペ-1940年代~1970年代
第3章 下仁田構造帯-1960年代
第4章 奈良梨断層と金勝山石英閃緑岩-1970年代とその前後
第5章 小岩体発見の努力と室内分析の威力-1980年代とその後
第6章 中央構造線-1980年代~2010年頃
第7章 クリッペのハイマート(ふるさと)-1980年代~2010年頃
第8章 クリッペの構造とナップの移動-1990年代~2010年頃
第9章 花崗岩質の礫の不思議-研究の歴史と共に
第10章 跡倉問題の現在-2010年頃以降

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