内容説明
ドメイン駆動設計と関数型プログラミングを組み合わせることで、顧客満足度の向上、開発サイクルの短縮、無駄な作業の削減を実現できます。本書では、ビジネスドメインの例とF#のコードで、ビジネスに焦点を当てた、柔軟で高品質なソフトウェアを構築する方法を紹介します。たとえば、F#の型システムを使って複雑なドメインをモデル化し、読みやすいドキュメントにもなるコードを作成します。また、ビジネスルールをエンコードして「コンパイル時ユニットテスト」を作成することで、不正な状態を表現できないようにして潜在的なバグを排除します。関数型プログラミングの核となる原則を適用することで、実世界の要求をエレガントかつ簡潔にモデル化したソフトウェア設計を実現できます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
contradiction29
1
『単体テストの考え方』を読み、設計について多少の勘所がわかってきて、本格的にドメインモデリングに興味が出てきた。エリック・エヴァンスの本は社内のエンジニア曰く「読まんでいい」と言われたので、この本を読むことにした。 内容は「F#特有の箇所」と「関数型ドメインモデリングの考え方」に大別される。後者が前者に依存する箇所も割と多く、自分がメインで使用しているTypeScriptでは実現できなさそうなものも多い気がする(Result型とか)。ドメインモデリング自体は活かせそうなので頑張っていきたい。 2025/04/20
水紗枝荒葉
0
ドメイン駆動開発×関数型言語というやや異色の組み合わせの本。F#を例に取ることで、クラス駆動設計(ならびにデータベース駆動設計)から離れようとする点が面白い。2025/07/12
pea47581220
0
ドメイン駆動設計自体の説明は大分あっさりしている 関数型プログラミングでドメイン駆動設計をどう実現するかをポイントを絞って説明している GitHubのコードを読みながらじゃないと、中々理解は進みにくそうには思う2025/05/29
ねおさん
0
DDDと関数型、双方に興味があり拝読。 ドメインエキスパートと共有したモデルを実装レベルにまで落とし込むことができ、 設計初期の工数はかさみそうだがビジネス側が求めるものとの乖離は確かに減るだろうなと感じる。 F#の型システムを使って、実装レベルにまでドメインの設計を落とし込める上に、コンパイラエラー段階でミスを見つけやすいとのこと。かなり保守しやすそうだ。 かつてTypeScriptの型定義に助けられたことが多かったので、個人的には好きな手法だと感じる。2024/11/09
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