内容説明
冒険者パーティ“燃える魂”に、魔法使いの欠員が出る。彼らが臨時メンバーを探しにギルドを訪れ、唯一契約可能な冒険者として紹介されたのは、飄々として妙に雰囲気のある、けれど手頃な契約金の老魔法使い、ヘルートだった！
彼を仲間に加えたパーティは、ダンジョンに潜る。ヘルートは、血気盛んなメンバーたちに的確な助言をしながらも、なぜか戦いでは初歩魔法しか使わない。身のこなしは魔法使い離れしており、そしてローブの袖には、永久氷壁の欠片。パーティが窮地に陥り悲壮感が漂う中、ヘルートは緊張感のない声で言う――面白くなってきましたな。
この老魔法使いは何者なのか？ そして彼の旅の目的は？ 霧の村、天災級の魔物、そして過去の英雄……ヘルートの秘密と、彼の旅の物語！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
尚侍
8
とっても面白かった。俺tueeeeでありながら俺tueeeeではないという不思議な作品ですが、主人公＝若者というのがライトノベルのある意味不文律である中、こういうキャラを主人公にしようとした作者の考えには拍手を送りたいですね。チート能力によって無双していく展開も悪くはないのですが、本作の主人公のように過去からの経験であったり、その中で自分が得てきた力で問題を解決していくというのは読んでいて気持ちがいいので、これはぜひ続きが読みたいです。2024/09/15
ぷりん
5
思ったより面白い きちんと最後まで書いてくれると良いな2025/01/04
