- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
2023年8月刊行の『くじらの ぷうぷう』の続編となります。
2050年海は魚よりゴミの数が多くなると言われています。第一弾でプラスチックの人形と仲良くなったクジラのぷうぷうですが、周りに大量のゴミが漂っているの気づきます。そしてぷうぷうたちがゴミを食べないように注意しながら吹き飛ばしていると、そのゴミが集まり始めて大きなゴミのクジラになっていきます。そしてそのクジラは陸に打ち上げられた瞬間にゴミと変化をし、海を汚している人間の前に大きな山となって現れます。海洋汚染を考えていく絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
150
くじらのぷうぷうの絵本の2冊目です。海のゴミがどんどん巨大化して、ぷうぷうと同じぐらいに大きいゴミくじらになってしまいます。ぷうぷうが集めて陸地に押しやると元のゴミに戻ってしまいます。うーん、こうなったら怪獣ゴジラの口から吐く火炎で燃やしてもらったら一瞬で消え去るのですがねというのは勿論アホな冗談ですよ。これからの未来のゴミ問題をどう考えていくのか?答えは簡単ではありませんが、この絵本を読んだ次の世代の子供たちが真剣に考えてより良い未来の為に歯止め策が見つかるといいなと願いますね。#NetGalleyJP2025/02/09
ふじ
13
くじらのぷうぷう2冊目。今回はタイトルからもわかる通り、海洋プラスチックがテーマ。絵は相変わらず可愛らしいのだけれど、物語の展開は若干唐突で、テーマが優先で物語は筋を追ってるだけな感じがしないでもないです。#NetGalleyJP2024/09/14
えつ
9
NetGalleyにて。ぷうぷうの続編。ぷうぷう、いつも友だちと一緒で良かった。こちらまで嬉しくなるね。そして、やっぱり今回も環境問題を提起した作品。今回は海の中のゴミを集めて、ごみくじらになって陸に戻っていくんだけど…あの陸に打ち上げられたゴミはちゃんと片付けてもらえるんだろうか…2024/08/22
遠い日
2
『くじらのぷうぷう』続編。ぷうぷうはもうひとりではないことに、まずはほっと胸をなでおろす。海を漂うゴミを陸に戻してあげようと、仲間といっしょにゴミをまとめにかかります。これはまさに今問題となっている太平洋ゴミベルトのよう。大きなくじらほどになったゴミたち。打ち上げられた大きなゴミの塊は、人間に何かを訴えかけているかのようです。ぷうぷうたち、海の仲間が安全に暮らせるようにするためにも、海洋ゴミの問題は看過できないことです。2024/07/31
ホリー
1
くじらのぷうぷうは、「りくのくらげ」や「りくのふぐ」を食べちゃだめと遠ざけていたけど、りくに戻りたいのかなあと思いはじめて、みんなと奮闘することに。 りくにたどり着いたごみからひとつ、ボールのように見えるごみを拾ったこどもはなにか感じるものがあるような表情でした。裏表紙では犬にそれを投げていますが、ごみのボールなのか、別の新しいボールなのか。 最後に描かれたごみくじらの体の一部は、ごみそのものですが、ごみくじらがぷうぷうに抱きしめられたことを思い出しています。それはぷうぷうの願いなのかもしれません。2025/01/17