祥伝社新書<br> 京都の最強神社 12社の謎を読み解く

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祥伝社新書
京都の最強神社 12社の謎を読み解く

  • 著者名:島田裕巳
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 祥伝社(2024/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396117016

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内容説明

平安京が変えた神々の世界
平安京は794(延暦13)年の誕生以来、1869(明治2)年まで都であり続けた。
日本の都のなかで最長であり、日本史に大きな影響を与えた。
日本人の信仰にも大きな影響をおよぼし、神社の姿は変容・発展した。
本書では、前作『最強神社と太古の神々』と同様に、
『古事記』『日本書紀』に登場する神々を祀る神社を「最強神社」と定義し、
京都に鎮座する12社を取り上げる。
具体的には、平安京以前の神社の姿、桓武天皇と渡来人、最強神社の政治力・経済力、
藤原氏の謎、菅原道真と怨霊信仰など。最強神社12社・注目神社19社のリストとマップも付属。
これまでとは異なる京都を、神社を知ることができる1冊。

(以下、目次)
はじめに
京都の最強神社・注目神社マップ(1)
京都の最強神社・注目神社マップ(2)
第1章 平安京以前の最強神社
第2章 桓武天皇と、怨念渦巻く平安京
第3章 最強神社の政治力・経済力
第4章 最強神社から読み解く藤原氏の謎
第5章 怨霊から神になった菅原道真
第6章 神の都と、神社の変容
おわりに
京都の最強神社・注目神社リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

チャッピー

28
平安時代から続く京都の12の神社の成り立ちや歴史、祭神など。あまりに掘り下げられると専門的になって読みにくいので、このくらいがちょうどよく興味深く読んだ。2024/09/19

niisun

26
この著者の『神道はなぜ教えがないのか』が興味深かったのと、奈良・平安あたりが話題なのとで手にとってみました。著者の持っている知識の寄せ集め感があり、あまり“最強”というテーマで説明しきれていないように思います。都の最強神社を知れば、おらが村の氏神のことや屋敷のこともわかるかなと思ったのですが残念。ちなみに我が邑の神社“神明神社“は、祭神が天照皇大御神、境内社に御嶽社、稲荷社、愛宕社、天満天神社があります。何故か牛頭天王も祀られていて天王様の催事もあります。牛頭天王はスサノウで八坂社の筈なんだけどなぁ。。。2024/08/15

まさ

24
著者が定義する"最強神社"を主にして京都や奈良の歴史を学びました。平安京への遷都、桓武天皇や藤原氏の家系、菅原道真の生涯などなど、訪ねる機会があれば背景を知っておくと参拝の意味がより増しますね。2025/02/24

田中峰和

5
最強神社の条件は、記紀神話に登場することだった。天皇の権威を補強するのがこれら神話の役割だから、そこで表記されることが条件となって当然。平安京への遷都をしたのは桓武天皇だが、その父光仁天皇が即位した年齢が歴代最高齢の61歳。それに次ぐのが現在の天皇の59歳だという。万世一系が主張される皇統だが、光仁天皇は聖武天皇の娘婿にあたり、前の称徳天皇とは8等身も離れている。こじつけの家系だが、最強神社と定義される12社にも矛盾点が多い。平城京が遷都を繰り返したのが糞尿処理問題。京都は鴨川が洪水のせいで維持された。2024/12/27

Miz

3
図書館にて、タイトルに興味を惹かれ手に取る。古事記、日本書紀に登場する12社を「最強神社」と定義。その歴史、背景を紹介する。我々現代人にはない神仏への“おそれ”が寺社仏閣建立へとつながったとも思えるし、人々が多く集まる都にそれらが多く在るのは当然だと思う。「寺の奈良、神社の京都」とはなるほどよく言ったものと感じた。2024/12/14

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