内容説明
常に時間との闘いだった、超売れっ子漫画家としてのすさまじい日々。30年間それを陰で支えつづけ、苦楽をともにしてきた妻が語る、人間”手塚治虫”の素顔! 仕事に賭ける執念、夢、「虫プロ」倒産などの挫折、そして、夫として父として、家族に降り注いだ温かな愛情――。いま、はじめて明かされる”漫画の神様”の生きざま!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
40
ゲゲゲの奥様もそうだったけど、やはりアシスタントはされるのか…などと妙なところで感心しつつ、あれだけの偉業を成し遂げられた方の裏には、やはり奥様の陰の支えがあってこそだったのだと思います。無責任だけどファンとしてはアニメーションの仕事を続けさせてくださってありがとうと言いたい。随所随所に掲載されている、手塚先生の日記が嬉しいです。特に最後の「トイレのピエタ」久しぶりにDVDを観たくなりました。2016/11/06
陽子
28
仕事人・家庭人・夫としての漫画家、手塚治虫の知られざる姿を妻の悦子さんが語ったエッセイ。私的な時間がほとんど取れず、どんなに壮絶な仕事模様だったのかだけではなく、夫の両親の介護とか、嫁姑の関係、母としての苦労など、妻目線の内容。よくやってきたものだと頭が下がる。 漫画家とアニメプロダクションの二足わらじは長続き出来ず困難を極めたが、夢のある作品は今も心に残っている。時代の流れも感じながら振り返るように読んだ。2020/08/02
なないろ花色(はないろ)世界はひとつ
18
最近、手塚先生を思い出しています。私、正直言って市町村や都道府県や国会等々の議員をされる政治家さん達と同様に、漫画家さん達って「基本的には【先生】を呼称に付ける必要はないんじゃないの?」と思っていますけど・・手塚先生は別です。というのも、他の平均レベルのプロ漫画家さんの「100人分」と言える程の名作の数々を残されて来たからです。・・夏休みの真っ最中を過ごしている今、先生の生まれ故郷の宝塚市の方々が設立された手塚治虫ミュージアム(記念館)で、沢山の子ども達の笑顔や驚きの花々が咲いていると良いと思います^^♪
green herb
1
今日彼の素晴らしい作品を読むことが出来るのも奥様やご家族の支えがあったからなのだと改めて思いました。かなり過酷なマンガ家の暮らしぶりが描かれていますが著者のユーモアある文体によってうまく中和されています。マンガの神様の人柄が垣間見える書です。2014/12/21
Miki
1
プライベートのない生活・ドタキャンは当たり前・旅行中でも仕事…、そんな生活にも愚痴をこぼさず子育てをし、夫を支えてこられた精神力・忍耐力に、ホントに頭が下がります。また、治虫さんの悦子さんへの気配りを忘れないところが、また良い夫婦関係だったんだろうなと思うところです。もちろん治虫さんの素晴らしい発想があってだと思いますが、ここまで理解ある女性と結婚されたから、世の中に素晴らしい作品が生まれたのだと思いました。 2011/05/19
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