少女には向かない完全犯罪

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少女には向かない完全犯罪

  • 著者名:方丈貴恵【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 特価 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(2024/08発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065367100

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内容説明

「確かに、幽霊も子供も一人じゃ何もできないよ。
でも、私たちが力を合わせれば、大人の誰にもできないことがやれると思わない?」

なにもできない幽霊と
なにもできない少女が織りなす
頭脳戦の楽しみに満ちた爽快な復讐譚!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

284
殺されて幽霊になってしまった完全犯罪請負人の男と、彼が見える少女のバディが男を殺した犯人と少女の両親殺しの真相を解明しようと奔走する。わかりやすい『デスノート』的な特殊設定ながら超能力も優秀な頭脳もない2人(?)が偶然出会い、男の経験と少女の勘と行動力で互いを補いながら推理と追跡を重ねるドラマが小気味いい。奇怪な殺害方法やサイコ殺人犯などケレン味たっぷりのな仕掛けも盛り込み、ディーヴァー顔負けのトリックと伏線とアクションの乱打を放つ。多少強引な部分もあるが、ミステリの面白さ追求に徹した快走ぶりは鮮やかだ。2024/09/14

青乃108号

277
世間は三連休中だというのに、俺はこのところ連勤で、楽しみにしてたこの本も少しずつしか読めず、何とか4日がかりで今、読み終えた。凄く楽しい4日間だった。日毎に物語は様相を変えた。特に最終日の今日、終盤の畳み掛ける様な怒涛のストーリー展開は更に二転三転、多重解決ここに極まれりって感じで物凄かった。そしてようやく最後に訪れる最高のカタルシスと言ったら!小6少女と幽霊のバディ物、って 簡単に紹介されそうな作品で、それだけでフーンって軽くあしらわれそうだけど、とんでもない。読まずにいるのは非常に勿体無い、傑作です。2025/02/25

starbro

277
方丈 貴恵、2作目です。本書は、ファンタジーミステリ幽霊譚でした。完全犯罪は、少女に限らず、完全犯罪請負人以外には向かないと思います(笑) https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003974742024/10/24

R

150
推理小説として、それはいいのかという幽霊が前提でもあるミステリ。幽霊が便利すぎると思うのだが、一種、ゲームを解いているような気分にもなって、違和感なく推理を楽しめたのでよかった。とはいえ、二転三転とする推理のあれこれが、私のような初心者にはハードル高すぎると感じたのだが、そういう裏切りが何度も続くせいでラストも本当にそのままうまくまとまるのかと、ひやひやしながら読んだ。推理好きの人にはたまらんのだろうが、読むのに疲れる。2025/08/11

hirokun

149
★3 方丈さんの作品を読むのは4冊目。今回の推理小説は特殊設定推理といわれるものらしいが、前半はなんだかストーリ展開がまどろっこしく感じたが、後半に入ってからは調子に乗ってきて一気読み。どんでん返しの連続でどんな展開になることかと思ったが、最後は極めて気持ちの良い展開。2024/10/05

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