山と溪谷社<br> ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版

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山と溪谷社
ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版

  • 著者名:小川さゆり
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 山と溪谷社(2024/08発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635049986

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内容説明

2014年9月27日午前11時52分。
久しぶりの好天に恵まれた週末、紅葉の最盛期、そしてお昼どきであったことから、御嶽山の山頂付近は多くの登山者でにぎわっていた。
そこに突如として水蒸気噴火が発生する。
火山ガスに覆われ、巨大な噴石が飛び交い、一瞬にして生死の境に登山者たちは放り込まれてしまった。

頂上付近で被災しながらも生還した著者が、その決死の脱出行と教訓をもとに2016年に刊行した『御嶽山噴火 生還者の証言』に、その後の安全登山活動、御嶽山の防災への取り組みなどを追加し文庫化。


■内容
はじめに
第一章 運命の日
 絶好の登山日和/十一時五十二分、一回目の噴火/それぞれの証言、噴火の瞬間/漆黒の闇、二回目の噴火/巨大な噴石、三回目の噴火/必死の疾走/覚明堂からの下山/ロープウェイ鹿ノ瀬駅へ
第二章 噴火の実態
 御嶽山という山/噴火の様相
第三章 噴火の爪痕
 困難を極めた捜索活動/取材と報道、伝えることの大切さ/生存者の自責の念/命を落とされた登山者とご遺族
第四章 噴火の教訓
 生還できた理由/正常性バイアスと多数派同調バイアス/シェルター、ヘルメットと危機管理/登山者の意識/御嶽山再訪
おわりに

文庫増補分
第五章 噴火から十年
 はじめに/二〇一八年 規制解除/二〇一八 規制解除/二〇一九規制解除/講演会/社会の変化/自分自身の変化/文庫版のおわりに

文庫解説 及川輝樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

82
(2024-140)手軽に登れる3000m峰として人気の御嶽山。だが、2014年9月27日に突如噴火し、63名もの犠牲者を出す大惨事になった。著者は山岳ガイドという山のプロで、下見に訪れた際に頂上付近で被災した。この時近くにいた登山者で亡くなった方も多い。この時登山者の生と死を分けたのはなんだったのか?簡潔に言えば「危機意識」「瞬時の判断」「身につけた技術」最後は「運」だという。最終的には自分の命は自分でしか守れない。万一の事を想定し、自分が取るべき行動を考えておく必要があると思う。五つ星です。★★★★★2024/10/01

taku

18
噴煙、降灰による暗闇と熱、火山ガス。何より猛烈な勢いで降り注ぐ噴石が怖すぎる。これまでにも、御嶽山噴火について読む観るをしてきた。どれだけイメージしてみても足りていない。それでも、知っているのと知らないのとでは雲泥万里。生還には運も少なからずあったはずだが、それを掴むための判断と行動だ。把握と予測、同じ状況で冷静にやれる自信はないけど。「正しく知る」ことはできる。「正しく恐れる」のは案外難しい。2025/12/20

XX

6
2014年の御嶽山噴火を核心部で体験した山岳ガイドによる手記(当日は私的登山)。山を良く知るガイドによって語られる火砕流にのみこまれることの実態はとても過酷で、巻き込まれて怪我をした人の壮絶さにも息を呑んだ。筆者によると噴火後に御嶽山に設置されたシェルターやヘルメットも重要だが、もっとも重要なのは登山者自身の危機意識であるという。厳しい言い方になっているのは、当事者としての自戒の念があるのだろう。自分の命は自分でしか守れないという言葉に重みがある。山を登る人すべてに読んでもらいたい内容だと思った。2025/10/07

すきま風

6
ある程度ロープウェイや車で登山口まで行けるような3,000m級の山に登る際は雨具などの装備や十分な水分と食料は準備していくが、低山の場合、荷物を減らす事を最優先に考えてしまう。それこそ、山をなめている状態になってはいまいか。山をなめないこと、自然は予測できないが、常に危機管理を持って登山することで命を落とす確率を少しでも減らせる事を繰り返し説いている。本書は御嶽山噴火に遭遇し、生還をした著者の実体験なので比べるべくもないが、例え低山でも道迷いや怪我のリスクは常にある。改めて登山の怖さを考えさせられた。2025/01/05

TI

6
噴火のときに山頂付近にいたガイドの人が書いた本。当日の現地の噴火から命からがら下山。この体験談は1/3程度。あとは下山のマスコミの対応や下山途中に知り合った人のその後や教訓など。登山は場合によっては命がけだとわかる。2024/11/07

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