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内容説明
読書の習慣など全くなかった嘉山。彼は「人を知るため」に本を読むようになる。ある時は腐れ縁の友人に勧められ、ある時は宗教勧誘の女性から好きな本を聞き出して。なぜそうまでして人を知りたくなったのか――。人に出会い、言葉に出会うあたたかな物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まる子
23
嘉山諒は本の事はわからない。人を知るために本を読むようになった。紹介してもらった作品は、坂口安吾『いづこへ』、夏目漱石『虞美人草』、『エルマーの冒険』『銀の匙』、カフカ『変身』、安部公房『方舟さくら丸』、川端康成『雪国』、壺井栄『二十四の瞳』、太宰治『道化の華』(晩年より)、宮沢賢治『永訣の朝』(春と修羅より)『銀河鉄道の夜』、かこさとし『からすのパンやさん』、泉鏡花『高野聖』、堀辰雄『美しい村』。本には言葉が詰まっている。嘉山くんがどんな人なのか、ひとことで表せないけれど、それが魅力みたい✨2025/02/27
ぐっち
17
女の子とか友人とかから勧められた本を読む嘉山。ふんわりした雰囲気が好きだなあとのんびり読んでたら、割とヘビーな過去が。お友達の多田君が好き。「いづこへ」を読んで嘉山君と比べてみたい。2024/12/01
凛
17
タイトルに惹かれて読みました。ゆったりした雰囲気も良く、主人公の男性は、特に拘りなくゆるく数々の女性と付き合い、彼女の好きな本を聞きそれを読む。といった話なのですが、その人が一番好きな本を知る=その人の感性や大切にしているものの大きな部分に触れるものかなと私も思います。各話、登場する小説に絡んだ話でもあるので、読書好きな人にもおすすめな一冊。2024/08/24
コンチャン
11
好きになった女の子に好きな本を教えてもらいながら、その心理を学ぼうとする嘉山。軽薄に見える彼にも、実は暗い闇を抱えていて…作中で紹介されている作品にも興味がわくし、シンプルな構成だけど、沁みる一冊でした。2024/11/04
ケー
6
ノーマークから見つけた掘り出し物の作品。全く知らなかった作者だったけれど、表紙が気になって買ってみたらとても沁みる漫画だった。シンプルで柔らかな絵と話の重みのバランスが素敵。2024/09/07
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