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内容説明
この世に真実を語り残しておきたい――。1992年に統一教会の広報担当になり翌年から1999年まで約7年間にわたって広報部長を務めた大江益夫氏。『彼は早稲田で死んだ』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者が、その生い立ちから60年近く過ごした旧統一教会での日々、そして病を患ってからの心境の変化まで、氏の心のうちに肉薄。霊感商法、日韓トンネル、教団本部への送金問題、赤報隊事件……。大江氏が人生をかけた懺悔。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
27
懺悔をすることは、立派だが、やや被害者意識も感じてしまった。内面の自由を言うのならば、団体として、一部の暴走と言うのならば、きっちりコントロールして地道にイメージアッブを図るしかないじゃないかと思った。2024/09/02
にゃにゃころ
15
銃が持てる武闘派グループの存在や、本気で日韓トンネルを掘り進める会社の存在とか、組織の規模が想像以上に大きくて驚く。政治家との癒着についてはあまり書いていない(書けない?) 印象。この規模の団体が集結すれば、何でも出来てしまうのだろなと改めて怖くなった。選挙での最近のわけのわからない候補者アゲは、やはりこの集団の動員なのか? 病気で先が見えてからの懺悔だからか、保身がチラチラ、中途半端な印象。私自身、大学時代に原理研に強引勧誘されたトラウマもあり、政府には本気で解散に取り組んで欲しいと思う。2024/11/13
どら猫さとっち
9
誰にも言えなかった、旧統一教会の真実。そして、これまでの人生のなかで抱えていた葛藤や苦悩、良心の呵責としがらみ。それらをすべて告白し、世に知らせるために刊行したのが本書である。著者は、ドキュメンタリー映画「ゲバルトの杜」の原案で知られ、自らも出演している。川口大二郎事件から始まり、旧統一教会を脱するまで、自民党との関わりなど語り出す。リアルなまでの体験に、おぞましささえ感じさせた。旧統一教会は下火になっているが、まだ終わったわけじゃない。2024/08/31
sunaba
4
政治面では第6章と第9章。第9章はほとんど愚痴のようなものだが、第6章はおもしろかった。統一教会がどのように、どこまで食い込んでいたかがわかる。そこから第10章にもつながっていく。2024/11/03
みんな本や雑誌が大好き!?
4
大江さんは統一教会にあっては、良心的な方(?)のようです。文鮮明を心から熱愛していたようですが、その方針に基づく霊感商法などの間違いは率直に懺悔もしています。桜田淳子さんなどで話題になった集団結婚…。ご自身の3人の娘さんも集団結婚しているそうです。日韓トンネル、韓国への送金問題、赤報隊事件…。率直な発言をされています。それにしても、統一教会系の銃砲店が全国各地にあって、国際勝共連合の武闘派グループは散弾銃などを所持し、クレー射撃訓練もしていたといいます。左翼政権が出来た時に抵抗するための準備だったと。2024/10/28
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