ルポ 「ふつう」という檻 - 発達障害から見える日本の実像

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ルポ 「ふつう」という檻 - 発達障害から見える日本の実像

  • 著者名:信濃毎日新聞社編集局
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 岩波書店(2024/08発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000616461

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内容説明

発達障害の特性が,生きづらさにつながる社会の正体とは――.特性がある人が負った心の傷,「ふつう」をめぐる本人や保護者の葛藤,学校教育のゆがみ…….増え続ける発達障害の周辺を,地方新聞の記者たちが丹念にルポ.人が自分らしく生きることを阻む,生きづらい令和時代の日本を深掘りした大反響の連載を書籍化!

目次

はじめに
第1章 傷つけられる子どもたち
 読者の声をたずねて① 「息子よ,幸せな人生だったか」
 ZOOM UP① 発達障害
第2章 「早期発見」の現場
 ZOOM UP② 特別な支援が必要な子の増加をどう考えるか
 きらめく世界① オリジナルキャラ,広がる物語
第3章 インクルーシブ教育の虚実
 ZOOM UP③ 日本のインクルーシブ教育システム――「学びの場」の現状は
 きらめく世界② 鮮やかに,描きたいものが連鎖
第4章 民間参入の光と影
 読者の声をたずねて② 放課後デイに振り回された娘
 きらめく世界③ 踊る,楽しむ,この一瞬こそ私
第5章 生きる道を探して
 読者の声をたずねて③ ありたい「私」,自分が決める
第6章 この社会での「自立」
 きらめく世界④ 鍵盤に魂を込めて
 きらめく世界⑤ 「旧車」への愛,細部に込めて
第7章 「聴く」ことの希望
読者の声から見える社会
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

49
「ふつうって何ですか」という叫び、発達障害のカップルの子供を作らない理由、「苦しむ命を増やしたくない」。終盤は涙で読めなくなった。もしわたしが小さい頃にそう診断されていれば、中学生活でクラスで孤立しなかった?、こんな自分を好きでいる人が理解できなくて、報われない恋に走り傷つくこともなかった?、自分が嫌いすぎて摂食障害で長く自分を傷つけることもなかった?、なんて自業自得だし性格もあるだろうけど、そんなことがどんどんよぎった。発達障害を当事者、保護者、学校、ビジネスとしてなど多角的に語るルポ。読めて良かった。2024/11/18

ごへいもち

19
辛くてp18で挫折。できればまた読みたい2024/09/09

丸々ころりん

18
家庭の中にいれば子供の当たり前の行動が外に出る特に学校等の集団に入れば普通じゃない子 集団枠の中に収まり同じ行動をできる子が普通 個性を大切にと言いながら上に立つ者が扱いやすくルールを守る子が普通 お勉強が出来れば尚良し⁉︎ 2024/11/13

カッパ

10
我が子は発達障害なので身にしみました。ふつうってことにしがみつくと良いことなさそう。そう思いました。支援する方も普通ではないからこそきつくなりがち、また厳しくしがちです。子供も普通じゃないから言われても仕方ない。そんなふうに思うところもあるから傷が深くなる。親ですらできればふつうにと思ってしまう。ありのままの彼らが排除されなくて良い道ってなんだろう?それらすごく思う。自立の意味も大多数として変わってくるのかな?考えさせられる一冊であった。2024/11/24

きゅー

9
信濃毎日新聞社が様々な発達障害者の生き方を調査・インタビューした一冊。個人では難しいと思われる発達障害者を搾取しようとする人々、あるいは発達障害を金儲けの手段と考えている人々への取材も行われており、これこそマスメディアの存在意義だと感じ入った。ある中学生が作文に「立場の強い人間が自分にとっての『普通』を押しつけると、立場の弱い人間は何も言えなくなる」と書いた。教師(あるいは親・先輩・上司・多数派)が使う「普通」という言葉は、権力者が意のままに使用できる如意棒のようなもの。それを振りかざすのは暴力に等しい。2024/11/13

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