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内容説明
言語学者と政治活動家.これまでほとんど関連づけられることのなかったチョムスキーの二つの側面が,2014年来日時の連続講演とインタビューを通して初めて一個の人格として像を結ぶ.浮かびあがってくるのは,言語能力によって与えられた「理性」を人間の本質と捉え,自らの理性の力を用いて徹底的に考え続ける「理性の人」の姿だ.
目次
ソフィア・レクチャーズ 第1講演
言語の構成原理再考
ソフィア・レクチャーズ 第2講演
資本主義的民主制の下で人類は生き残れるか
チョムスキー氏との対話
ノーム・チョムスキーの思想について
編訳者あとがき
岩波現代文庫版編訳者あとがき
参考文献
用語リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
18
子育てしてると、赤ちゃんの言語習得にどうしても興味が出る。チョムスキーは世界中の言語に普遍的な文法があるということと、人類は突然変異的に文法を構築する能力を手に入れたという説を広めていて、今の言語学では批判もあるが、大方その学説の上に研究が進められている。専門用語が多すぎてわからない箇所の方が多いが、頭の中で話している言語をlaunge、実際に話している言語をparoleと区別したり、書き言葉と話し言葉の違いを比較したり。政治は当たり障りない感じでそこまで踏み込めてない。2025/02/13
ダージリン
3
言語学は全く知識はないが、著名なチョムスキーを知りたいと思って読んでみた。言語学の専門的な部分は全く分からなかったが、巻末の解説でレクチャーをしてくれているのは有り難い。政治的な言説に関しては、Youtubeでのインタビューをちょこちょこ見ていたし、専門的知識が不要な分とっつきやすかった。この知の巨人について今後もう少し勉強してみたい。2025/03/19
青いランプ
1
専門的な言葉が多かったのであまり理解できなかった。2025/02/22