今すぐ逃げて! 人ごとではない自然災害――想定外の水害からの自助共助公助

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今すぐ逃げて! 人ごとではない自然災害――想定外の水害からの自助共助公助

  • ISBN:9784833424745

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内容説明

【内容紹介】
災害は全ての社会問題が噴出する。
高齢者・病人、弱者・・・。

2018年西日本豪雨の被災者の実体験、ゲリラ豪雨、気温上昇などの異常気象。
被災した本人だからこそ伝えられる、いざとなった時に人はどう動くのか。

数々のデータをもとにあの日の行動を検証する。

【著者紹介】
[著]金藤 純子(かねとう・じゅんこ)
株式会社EnPal 代表取締役。岡山大学大学院 環境生命自然科学研究科 博士後期課程在学。西日本豪雨で家が全壊した経験をきっかけに2020年6月EnPalを起業。防災研修、イベントを通じて防災啓蒙活動を行う。岡山大学では、事前防災における自助共助公助の役割と防災まちづくりについて研究。倉敷市真備町出身。
[監修]西山 哲(にしやま・さとし)
国立大学法人 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 教授
[監修]今井 明子(いまい・あきこ)
サイエンスライター・気象予報士

【目次抜粋】
■第1章 西日本豪雨で私の身に何が起きたのか
ペットがいるから逃げられない
想像と違った洪水の家の中
水害に遭うと、どうなるのか
1か月半にわたる過酷な片付け
死んでもええから、かえらせてくれ
なぜ、被災地に人々は戻るのか?

■第2章 なぜ毎年河川が氾濫するようになったの?
真備町の治水の歴史を知りたい
水害を機に始まった真備町緊急治水対策プロジェクト
人が川の大きさを決めるってどういうこと?
明治の高梁川大改修
河川の整備はどんな手順を踏むのか
計画が決まっても実行までがいばらの道
COLUMN:教えて西山先生! 「○○分の1の確率で降る雨」って何ですか?

■第3章 「公助」のハード対策はどれだけ役に立っているの?
やっぱり工事の効果はある
ダムは役に立っているのか
緻密な計算のもと、ダムの計画を立てる
ダムは不足している?
治水ダムと利水ダムが協力しながらやっていく
ダムは環境を破壊するという懸念も
ダムは悪者なのか
川とどうやって付き合っていくべきか
COLUMN:教えて西山先生! 「想定最大規模」っていったい何ですか?

■第4章 激変する環境に対応する「流域治水」という考え方
総合治水と流域治水の違いとは
流域のあらゆる関係者がどう協働するか
管轄を超えた協働で内水氾濫対策も行う
老朽化するインフラの限界はどうする?
ハードルの高いコンパクトシティ
COLUMN:教えて西山先生! 流水治水が生まれた背景は地方創生もあった

■第5章 「自助」ってなんだ?
自ら情報を取りに行く
避難所判断の「大きな勘違い」
日の出を過ぎていたのに、なぜ逃げられなかったの?
ハザードマップも活用しよう
COLUMN:教えて西山先生! 「知る」ことで大事なことって何ですか?

■第6章 「共助」ってなんだ?
「こんなものは使えない」という声から生まれた
要配慮者マイ・タイムラインを作るためには
高齢者に避難してもらう難しさ
誰のいうことなら聞いてくれるのか
一番難しいご近所さん集めを次のドラマに
可能な限り住み慣れた自宅や地域の中で暮らし続ける
ケアマネいのち!!!
演劇で学ぶ「老いと防災」
共助の仕組みを根付かせる
真備町の取り組みを全国に展開できるか
共助は「みんなが仲間になる地域の役割」
COLUMN:教えて西山先生! 地球温暖化っていったい何ですか?

■第7章 エピローグ:ゆるやかな緑でいのちが助かるまちづくり
防災ボランティアを通じて知る地域活動
真備町で起きていたことは全国で起きている
災害があらわにする日本の社会問題
COLUMN:教えて西山先生! 内水氾濫と外水氾濫の対策の違いは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

50
著者は株式会社EnPal代表取締役の金藤純子さん。西日本豪雨で家が全壊した経験をきっかけに2020年にEnPalを起業、防災研修・イベントを通じて防災啓蒙活動を展開している。「ハードには限界がある、ソフトには限界がない」との言葉通り、災害大国日本に住む上で住民の意識と行動を変えることで災害に負けない街をつくることに情熱を燃やす著者の渾身の一冊。著者自身の被災体験、治水の仕組みについて、災害から命を守るために欠かせない「公助・自助・共助」など。オールカラーが嬉しいです。2025/07/22

朗読者

19
2018年豪雨で水深3mの浸水被害に遭った倉敷市真備町に実家を持つ著者。豪雨災害と流域治水対策を国交省の政策中心にまとめられた本。ソフト対策で国民の命を守り、ハード対策で国民の財産を守る。どちらも大切。倉敷市街から見てひと山超えた先の盆地が真備町。高梁川だけでは排水が追いつかなかった水はけの悪い盆地特性を解消するため、排水路を新たに掘って2つの排水ルートを確保したとのことだった。盆地の水害リスクが下がった分、下流の都市域の水害リスクは増したのではないだろうか。バランスが難しい。公平と平等の考え方も難しい。2024/12/03

やん

4
図書館の新着コーナーで見かけて。2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県真備町に拠点を持つ女性が、被災をきっかけに災害に対する見方が変わり、防災活動に取り組む中で学んだ知識や体験をまとめた本。大学教授や国交省の担当者にも詳しく話を聞いていて、治水に関する基本的なことがわかりやすく書かれている。ハード面での対策も大事だが、災害を自分ごととして捉え対策を講じる、早めに避難する事などが実はいちばんのネックなのではと感じた。気がついた時にはもう遅い、とならないように心がけたい。それにしても災害が多すぎる。2024/09/23

Humbaba

3
昔と比べれば治水はしっかりと行われているが、だからと言って災害が発生しないというわけでもない。言われているほど頻繁に起きているわけではないが、一方で無視できるほど発生頻度が低いという訳でもない。非難指示があったとしても実際には問題が起きないということはあるだろうが、それを期待して逃げないというのはとても危険なことである。その結果として命までも失ってしまう危険を考えれば、しっかりと危険性をチェックして早めに避難する必要がある。2025/01/12

Go Extreme

3
西日本豪雨: ペットがいるから逃げられない 想像とは違った洪水の家の中 死んでもええから、かえらせてくれ 被災地に人々は戻る 毎年河川が氾濫: 人が川の大きさを決める 明治の高梁川大改修 河川の整備・手順 実行までがいばらの道 公助のハード対策: 治水ダムと利水ダム ダムは悪者なのか 流域治水: 総合治水と流域治水 内水氾濫対策 老朽化するインフラ コンパクトシティ 自助: 自ら情報を取りに行く ハザードマップ活用 共助: 老いと防災  みんなが仲間になる地域の役割  防災があらわにする日本の社会問題2024/09/17

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