病いと癒しの人間史---ペストからエボラウイルスまで

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病いと癒しの人間史---ペストからエボラウイルスまで

  • 著者名:岡田晴恵
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 日本評論社(2024/08発売)
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  • ISBN:9784535984325

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内容説明

古くはペストやスペイン・インフルエンザなど、感染症との闘いを経て人間史は紡がれてきた。歴史上のエピソードからその足跡を辿る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっか

19
コロナの番組でよく見る岡田教授の本。ヨーロッパの町並みと感染症の爪痕を絡めた叙情的なエッセイ。また、小説や映画も同様で感染症などの視点で紹介されてます。新型インフルエンザや鳥インフルエンザの対策にも尽力したのに、なかなか思うようにいっていない・・・と落胆している記述がある。その先に置かれているのが今なのだなあ~と、こっちもガッカリ。もう少し国が準備していれば、コロナの対応もましだったのかな😖2020/05/06

かさお

14
感染症の恐怖を描いた作品は「ペスト」だけでは無い。例えば日本、宮尾登美子の「櫂」舞台は1918年高知市、ヨーロッパで第一次世界大戦の最中、スペイン風邪が猛威をふるい、日本でも45万人の死者が出た時代。戦没者1千万人の数倍の死者が世界中で出た。与謝野晶子もその時代を生きており「感冒の床から」の記で日本政府の対応の悪さを批判。神社仏閣に参拝を求める満員電車に規制をしなかったからだ。他にも幸田文は「おとうと」で結核を描き、樋口一葉は自身が結核で24歳で死去、この本に載っている小説とセットで今読むと感慨深い。2020/04/10

もけうに

4
著者の岡田先生はは感染症が専門だが、まるで文学作品のような面白さ。医学の歴史・事実に立脚しつつも、抒情的でどこか物悲しいトーンが本書全体を覆う。文学・詩歌にも精通する著者の読書量に感服。医学が未発達な時代は、病は「治す」ものでは無く「癒す」ものであった。そう考えると、医学の根源は看護であろう。現代でも、治療法が確立されていない病に対しては、治療以上に「看護・介護」が重視される。人と人との支え合い。祈りと癒し。人間の根本を考える。2020/07/27

ふじか

2
主に感染症とそれに関する歴史上の人物に関するエッセイ+紀行文のような読み物でした。面白かった。著者が子供向けに作った『うつる病気のひみつがわなる絵本』もぜひ読んでみたい。2018/02/11

DK

1
新型インフルエンザのパンデミックに書かれている。 物流や、インフラの従事者が感染するとエライことになると実感 2020/04/12

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