非正規公務員の現在 深化する格差

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非正規公務員の現在 深化する格差

  • 著者名:上林陽治
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 日本評論社(2024/08発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784535558243

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内容説明

質量ともに深化する非正規公務員問題を、公務員制度史、ジェンダー論、労働法等の観点から解明し、解決の処方箋を提示する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

27
官制ワーキングプアとも言われる非正規公務員。その数は増加している。しかし非正規公務員は増加しても人件費は増えない。なぜなら物件費という費目に計上されるからである。本著は①雇用格差②処遇格差③情報格差④権利救済格差を整理して論じられている。正規と非正規の格差は大きく、それが正規の処遇をも引き下げる役割を果たしている。また「全体の奉仕者」としての公務労働や公務員のあり方を非正規問題から考えることも重要だと思う。本著は正規と非正規との連帯のあり方までは論じられていないが、非正規公務員の実像を知る良書である。2016/01/18

koji

8
仕事読みです。公務員の定員問題は、「定員外職員の定員化」により昭和36、37年に76千人が定員化されたことで山を越えました。また地方公務員には、「法の谷間の存在」と言われる特別職非常勤職員がいます。これらの事実は寡聞にして知りませんでした。唯地公体の非正規60万人は容易に解消されるものではなく、2百万円以下のワーキングプアを大量に排出している公務員こそ格差の温床です。更に問題は正規職員と遜色ない仕事をさせる現場の実態であり、これこそ「同一労働同一賃金」がターゲットにすべき問題と思います。納得がいきました。2016/02/28

まゆまゆ

8
臨時・非正規の身分で働く公務員が2012年の時点で3人に1人、しかも正規職員よりも非正規職員の方が割合が高い自治体もあるということに驚き。常勤的非常勤職員なんて意味のよくわからない名前の職員もいる(笑)公務員バッシングがこういった官製ワーキングプアをつくりだしたのかと思うと考えるなぁ……2016/01/27

nori

6
A book for specialists of employment using many statistics. It should be useful for them but not for me. I realized part time worker issues existed in public sector. However, if wages for them are increased, tax should be raised. Is it better solution?2016/04/04

wasabi

4
定数と人件費を上っ面で削減し、各種保険制度の事業主負担を逃れるために、短時間労働なり小間切れ任期なりの臨時や嘱託職員といった非正規公務員で溢れる地方自治体。ワーキングプアを生み出す「ブラック自治体」ねぇ。60年にわたる是正の取り組みと判例、そして近年再び悪化する一方の自治体雇用の実態を認識する。昇給なし、ボーナスなし、通勤手当なしで、正規職員と同等の業務に従事する者あり。まあ「最小の経費で最大の効果を挙げる」って、そんな虫のいい要求が高まるほどに犠牲を伴う。定年退職者の再任用による状況変化も知りたい。2016/04/28

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