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内容説明
震災復興で過大な、原発危機対応で過小な政策的な構えがもたらした巨大な無駄と無責任を問いながら、合理的政策の可能性を追求。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
40
復興政策は実態よりも過剰な内閣府の見通しで予算が膨らみ過ぎた。阪神大震災をモデルにして試算したため。原発危機対応は東電に無限責任を負わせ、国は資金繰り支援という過小な構えになった。被害者救済の全責任が政府に来るのを恐れたため。政策は一度決めると、たとえ誤っていても見直さない、という日本政府の愚かさを糾弾する骨太の硬派本でした。2016/02/28
まると
14
震災後、拙速に立案された復興策は、津波災害には大きく、原発事故には小さく構え過ぎていたと数値を示しながら指摘している。実態に見合った復興計画を立てるべきだというのは至極ごもっとも。国民目線を気にして借金を積み上げて税金をじゃぶじゃぶとつぎ込む政治への批判は、コロナ禍にも通じる冷静な視点ではあります。ただ、あのすさまじい被災状況を見せつけられたら、時の政権が大きく構えるのも致し方なかったのでは。さらに、あの東電のひどい体質を見せつけられたら、公的資金を正面からつぎ込みたくなくなるのも当然だったようにも思う。2021/03/04
koji
5
図書館の期限により第4章117頁まで。本書の主題は、①津波被害の政策の過剰、②原発危機における政策の不徹底が、問題解決の方向性を大きく捻じ曲げたことを緻密に検証することです。この教訓は、日々の難題への対応力<証拠を積み上げ、認知バイアスを避け意思決定すること>を高める貴重な示唆を与えてくれました。またエピローグで書かれていた「公的な精神の欠如」は、日本の本質を突く問題意識を感じました。引用された「近代日本の公と私、官と民」(猪木武徳他)は重要文献です。(感想を変えました。前にナイスを頂いた方すみません。)2016/04/03
ミッキー
3
知らなくてはいけないことがあるということを再認識。書中にもあるが、知ろうという姿勢を持つことが公共に繋がるのではないか。正直、知らなかった自分も情けないが、情動で事を進める世の中のあり方に注意したいと思いました。2016/05/01
とむぐりーん
1
原発危機対応の初期段階の誤りや 震災復興の規模の過大見積りなど 自分の知らない視点での分析が役に立った。2025/08/10
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