内容説明
硬直した一斉授業、受験のための学習……学校は本来そういう場所ではありません!世界の教育事情、そして教育哲学の視点からの提言。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
50
★★★★☆「公教育を考え直す」ということを目的とした本。最先端を突き進むオランダ教育と対比し、日本の進むべき道を提示する。画一的一斉授業から、子どもが主体的に関わる学びへ。そのためにも、私自身が意識を変えなければ。【印象的な言葉】①子どもたちは、「習う」時にだけ学んでいるのではなく、人に「教える」時にこそ学んでいる。②皮肉なことに、生徒たちのアクティブ・ラーニングを殺してしまうのは、教壇に立って生徒たちに向かって一所懸命アクティブに「教えよう」と語り続ける教師そのものである。2018/03/14
レモン
19
オランダの教育はとても進んでるんだな、と感心するが、オランダも最初からすごかった訳でもないし、日本もできるところから日本に合う部分を模索して取り入れていってほしい。サークル対話など良い取り組みだと思う。現場の教師がやりやすいようにはもちろんだが、とにもかくにも教育にもっと予算をつけるべき。内容は素敵だが、少し読みにくかった。2021/11/04
sosking
9
「生きる力の育成」が文科省から打ち出されたとき、ある小学校の校長が、これは具体的にどんな学力を児童に育成させるのかを、その小学校の教員間で明確にするところから議論していく必要があると言っていた。教育の目標は、この様なこと。巷の塾などは、テストで点を取らせることが目標。確かに入試などがあるので、点を取らせることは大切かも知れない。ただ、社会に出れば他者と協働して、答えがない事について解決策を考えることが必要では? 自分で知識をどう調べ使いこなすかが、個人の能力として重要な時代になってきていると思います。2020/08/16
春色
9
教育の本質とはなにか、という問いなしに各自の教育観をぶつけ合っているだけの論争も確かにあるなぁと思いました。ビジョンを共有しなければ、ゴールが違うということで、それならどの道を行くのかという話はまとまらないのも無理はありません。オランダのイエナプラン教育やプロジェクト型の授業、てつがく授業等たくさんの実践例やその根底にある考えを知ることができ、みんなが幸せに暮らせる社会を作る教育とはなにかというヒントを得た気がします。2017/02/28
ぴすけ
8
オランダで実践されている教育理論との比較や哲学的な観点からのアプローチ等、多面的に教育について考え直す本。他国の成功例の“ガワ”だけを模倣するのは本末転倒で、一人ひとりの大人が本質を理解し、子どもの学ぶ権利の保障に向けて模索を続けることが不可欠。日本においては慣習上の問題点を制度で抜本的に解消していく方向の改革が特に必要と感じた。2016年の出版だが、オンラインと通学型授業、双方を用いた将来的なヴィジョンについても触れられておりタイムリーな1冊になった。2020/05/29
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