内容説明
子どもの「問題」には必ず大切な意味がある。カウンセリングの事例から見えてくる親の役割や子どもへの接し方をやさしく伝える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もちもちかめ
19
息子がこの春大学生になり旅立っていく。さみし過ぎていろいろ支障が出てきたので急いで本を探し宝物の言葉に会う。Mothers have to be there to be left.この本は章立てしてある雑誌連載エッセイ集なのですが、かなり深くまで掘り下げてあり読み応えがありました。なにより、私は去られるためにそこにいるのかとストンと納得。子ギツネを急に威嚇して追い払う母ギツネ(本能なだけだけど)自分が家を出るときに親がどうしていたか全く憶えてないものなのでは?とか(はい、全く思い出せない)読んで良かった。2023/02/26
ほし
16
田中茂樹さんの以前の著書、「子どもを信じること」にとても感銘を受けたので、最新刊のこちらも購入。「子どもを〜」に比べるとややエッセイ色が強く、著者がカウンセリングを通じる中で出会った様々な悩める親のエピソードをもとに、親子関係について思索をされています。親は小言を控えたほうがよい、ということが繰り返し語られるのですが、実際自分もやっぱり子どもに怒ってしまうことって沢山あるんですよね。ただ、この本を読むことで、それが子どもの気持ちに寄り添ったものになっていたかどうか、振り返るきっかけになると思います。2020/10/05
ずっか
15
問題(不登校や引きこもりなど)を抱えた親子のカウンセリングについて書かれた本。カウンセリングに来る親の共通点が、子どもに対する指示や小言が多いこと。私も多かったなあ~と反省し、子どもは違う人間なんだ、自分で決めるまで見守ろう、と意識するようになりました。めっちゃキレられてますが、これも自分で感じて生きてるんだなあ、と気持ちに余裕ができました。でもうまく共感できなくて、口をだすことも😥カウンセラーである著者も子育てで失敗したというエピソードを読むと、ちょっと安心します。2023/06/15
moshi
14
タイトルが切なくもその通りだと思わされる。医師兼カウンセラーのエッセイ。全ての言動にはその人にとって何らかの大切な意味がある、ということをよく感じる内容だった。多くの人は不登校、抜毛症、早く寝ないなど表面的な「問題」を解決しようとしてしまう。けれども不登校は自分を守る為に人とは違う決断をしたということ、抜毛はその子が初めてした「悪いこと」かもしれないし、親に寝ろと言われても早く寝ないのは自分で自分の行動を決めようとしているからかもしれない。その「問題」の意味をすっ飛ばさないよう気をつけようと思った。2023/05/11
yucco
13
以前読んだ田中先生の「子どもを信じること」は私の育児の軸となるようなものを作ってくれたのですが、今回の著書からも子どもとの時間を心豊かに過ごす為の沢山のヒントを頂けました。子どもが持つ「自分を幸せにしようとする強い力」を信じ、関心を持って寄り添い続けること…その先に、子ども自身が「生きていて良かった」と思える道を探し当てる事が出来たら。いつか去られてしまうその日まで、子どもとの時間を少しでも楽しめたらと思います。2021/06/14




