内容説明
経験則だけでは子どもを救えない。国内外で蓄積された科学的知見に基づく、かつ現場で〝使える〟いじめ対策を平易に解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
23
学校を変える いじめの科学。和久田学先生の著書。どうしていじめが発生してどうしていじめがなくならないのかという疑問に世界の研究と研究成果を使って回答してくれます。いじめは日本だけの問題じゃないのだから、世界の研究者たちのいじめ研究の研究成果を日本でももっとも取り入れればいいのに。日本の研究者たちのいじめ研究の研究成果が特別にすぐれているならまだしもそうではないはずだから。2020/09/26
かおりんご
19
教育書。いじめについて論理的に解説されている。いじめの被害者をつくらないだけでなく、加害者も生み出さない手立てが必要。そのためには、傍観者を育てていくことだと思った。2022/06/07
小鈴
19
個人の経験より「科学」的知見を共有して問題解決を目指す。いじめを深刻化するのは加害者の「シンキング・エラー」(あれは遊びだったなど)と「アンバランス・パワー」(傍観者、教師が加害側につかない)。このどちらかを崩す。被害者、保護者、教師も「個人」で対応しても解決しない。「包括的」な対応しなければいじめはなくならない。いじめは予防が重要で、次に初期消化、介入支援までいくとき被害・加害、傍観者への影響は大きい。いじめをしにくい雰囲気の学校文化を生み出すこと。日本にもいじめ予防プログラムがある。→ 2021/07/30
とみやん📖
7
堅い専門書だが友人に勧められ読んでみた。学校現場に調査やプログラムを持ち込み研究の対象とすることは欧米では広く行われているようだが、我が国では今一つ進んでいない。「いじめをなくす」「体罰はいけない」「被害者は悪くない」の言葉一つとっても昭和育ちの自分は綺麗事に感じてしまう気持ちも正直なところあるが、それは時代遅れで、世の進歩から背を向けた考えと理解した。わが子への接し方には身につまされた。加害者の特徴はシンキングエラーにあるとの指摘は重要。複雑な背景(モデルケース、家庭環境、発達障害など)への理解も重要。2020/01/28
Takashi Inoue
2
いじめを深刻化させる2つのキーワード アンバランスパワーとシンキングエラー いじめは学校と大人の問題。2019/12/27
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