内容説明
発達障害、不登校、思春期の子どもたちの対応に悩むすべての人へ! 支援の極意と臨床のコツをベテラン精神科医がやわらかく伝授。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かさお
26
精神科医の山登敬之の経験談エッセイ。発達障害の方たち、確かに「しゃべらなくても心はある、わからなくてもこころはある」よね。「なぜやらない?そこがわからない」我が子に対してそう思うよね。具体的な解決法が書かれているわけではないので、サラサラっと興味がある箇所を追っていく。東田直樹さんの話が一番収穫だった。東田さんは重度の自閉症ながら、努力で言葉による自己表現を可能にした素敵な方だ。しかしその能力を疑われある教育セッションでの対談が中止になった騒動に対する言及があった。山登さん同様、読んでて私も憤慨した。2024/11/21
くさてる
14
精神科医によるコラム集。前半は発達障害、不登校の話題、後半はオープンダイアローグがメインです。大声で極論を言うのではない、生活者としての視点を忘れない言葉が多く好感を持ちました。『子どもにとって必要なのは、なによりその存在が認められることだ。死ぬな殺すなと言うまえに、人生は楽しく生きていいのだと教えてやることの方が大切である』2020/03/15
ころりん
0
オープンダイアローグを検索したら、図書館にあったこの本。 「発達障害」というレッテルを貼ることで、楽になろうとする風潮。 「◯◯障害」と診断名を告げることで、役目を果たした気になる医師。 「コミュ障」という言葉を編み出すことで、自分の理解しようとする努力を放棄する社会。 医学は、専門家のためにあるのではなく、患者や苦しむ人々のためにある。 「医者だって大変なんだ」というなら、そのケアが(治療を効率化するよりも)大切なんだ。 それは、きっと僕の仕事にもそのまま言えることだ。2025/07/21
言いたい放題
0
気になるところのみ読了2024/03/23
diet8
0
療育は子供の訓練の場と考えると辛くなる● コモン・センスが上手く育たないことが発達障害の障害たるゆえん ●医師は治療ではなく、支援と相談●1960年前後不登校は学校恐怖症、登校拒否症と言われた●不登校児は1970代まで減り、それから増えた● 人生の土台づくりをする幼児期に急がせるのはよくない。2023/02/08
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