内容説明
人気が高い医学部について、一般には語られない真実を伝え、これからあるべき医師像を提言する。医学部を目指す人の必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
teddy11015544
7
医局など旧態然とした組織にとらわれて結局搾取されてしまった医師たちはたくさん見てきた。そうなってはいけないが、それにはものすごい能力とエネルギーと運が要るんだ。2020/02/22
うさこ社長
2
★★★★★東大出身、元東大特任教授の上昌弘先生の著書。私自身は上先生の同僚が知人で、東日本大震災の時にドクターヘリに搭載する放射線量計の提供をさせていただいた程度の縁はある。緘黙を持って良しとする医学会において、バンバン発言する上先生については当然賛否もあるが、震災復興支援、駅ナカクリニックの展開、若い医療者の教育などを次々に展開される行動力には舌を巻く。本書にも書かれているように医学部は昔から特殊で、明治維新以来の伝統も悪習もいまだ引きずっている。偏差値は実は関係ない。医学部受験生にはぜひ読んで欲しい。2020/04/05
ねええちゃんvol.2
1
★★★ ひとりの患者さんを診たら論文を100報読みなさい2020/01/12
いんなんとか
0
エリートも人間で、自浄作用のないムラ社会に身を置き続ければ多様性や主体性、思考力が失われるということが筆者の体験や実感を踏まえ書かれている。 挙げられている問題は多いが、特に男女差別や人権軽視はもっての外であり、早急な改善が必要に感じる。組織が腐敗しきっている以上、外圧でどうにかするしかないのではないか。2024/08/21
新 フミト
0
医学部の受験生、その親に向けて書かれた本。読み易くかつ分かり易い本でした。医者は手堅い職業として人気なのだろう。受験生にとっては、合格しなければ始まらない難関学部でもある。2022/02/18