内容説明
統合失調症のお母ちゃんとの生活で得た回復を促す知恵とヒントが満載!長い間一つ屋根の下で暮らしてきた家族のメンタル維持の秘訣は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
47
【ビョーキがあるとか関係なく、家族同士の距離は必要】統合失調症発症して36年目の最期の日までの母との暮らしや介護士の夫との絆と、医療現場のルポなどをコミックで綴る。コラムも。2019年刊。穏やかな暮らしが、3・11の震災で一転!めっちゃ不安定に。「やっぱトーシツは侮れん」とあらためて実感。夏苅先生の言葉が紹介される。<精神疾患の治療には、薬物療法だけでなく、人が丁寧にかかわる「人薬」と焦らず見守る「時間薬」が大切>と。ムック『統合失調症のひろば』に連載されたものが中心ということもあり、とても実用的です。⇒2025/02/23
tamako
9
開放病棟しかない精神科の話が良かった。良くなるものなら閉鎖病棟でも良いのだろうけど、現実には閉鎖病棟でも何度も戻ってしまう人がいる。人手が要るし地域の理解も必要だから簡単なことでは無いけれど。2025/01/11
りょう
5
トーシツとみて、糖質?と思ったくらい知識がないのだが、最初はこりゃ奇妙だ、大変だ、と思いつつ、この方の苦労とそこから救われていく人生に思いをはせられるようになると、すごいことだ、と、ある意味感動して読みました。2021/01/08
ichigomonogatari
3
著者のファンなので読んだ。統合失調症の母親と暮らす著者の生活については今までの著作で読んでおり、本当に一筋縄ではいかないことを実感した。自由な選択があることを誰にも言ってもらえなかった著者の苦悩がほんとうに偲ばれた。そして、とんでもない父親を持った著者のとてつもない苦労を初めて知り、驚き、呆然とした。素敵な旦那様との幸せな日々が素晴らしい。2019/08/11
i-O
2
最近躁鬱が激しく、軽い幻聴もあり、統合失調症か!?と思い読んでみた。これを読む限り私は全く違うと思った。お母様は大変な症状で、著者である娘さんが忍耐強く看護しておられて敬服する。これからは心の中をプラスでいっぱいにしよう!と決意。2021/05/06