ころんで学ぶ心理療法

著者名：遠藤裕乃

日本評論社（2024/08発売）

• ISBN：9784535561830

内容説明

クライアントに腹が立って仕方がない。クライアントが来なくなって治療が中断してしまった――初心者がおちいりがちな失敗とその克服法を、著者自身の失敗事例を通して明らかにする。かたやぶりな心理療法入門。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たらこ]

そうなんだ！初心者は失敗事例こそよみたいんだ！普段の事例みたいに綺麗にいかないもんなんだ！すごくすごくありがたい本でした。

2013/10/22

[riviere(りびえーる)]

<再読>今回は境界例の方の対応に迷い再読しました。前回付箋を貼ったところとは別のところにアンダーラインを引きました。読み返すたびに勉強になります。

2014/02/04

[yuhi]

大学院の授業で読んだ、心理面接の失敗事例がたくさん載ってる本。こんな本が欲しかった！という感じ。成功から学べることは多いけど、失敗からしか学べないものもある気がする。とても勉強になりました。

2010/10/10

[ソーシャ]

精神分析派のセラピストの著者が「逆転移」という観点から、実際に自身が経験した失敗例を紹介し、なぜ失敗したのかを分析した本。実際にそのケースを経験したときの著者の心の中が生々しく描かれていて、著者に逆転移してしまいそうになるくらいです。失敗例を紹介する著者の姿勢もすごいですけど、分析も的確で、自分の臨床で同じようになってないか見つめ直したくなってしまいます。ちょっと臨床を経験してから読んだほうが響く本です。

2022/10/07

[kom]

逆転移と自己開示について、豊富な事例があってとてもわかりやすかった。

2021/12/30