内容説明
気候変動、パンデミック、格差、戦争……20万年におよぶ人類史が岐路に立つ今、あらためて我々の生き方が問われている。独自の生命誌研究のパイオニアが科学の知見をもとに、古今東西の思想や文化芸術、実践活動などの成果をも取り入れて「本来の道」を探る。
そのために本書はまず40億年にわたる生命の歩みを振り返り、生きものとしてのヒトの原点を確認。次に自然を、生きものを、そして我々自身をも手なずけようとしてきたサピエンス史を検証。そこから環境を破壊し、格差を生み出した農耕の“原罪”が浮かび上がり、身近な「土」の重要性が明らかになる。これがレジェンド研究者の結論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クプクプ
70
オランウータン、ゴリラ、チンパンジーと同じように、ホモサピエンス(人間)の祖先も果物を食べていました。ホモサピエンスは、犬歯の発達が弱く、喧嘩に弱いため、アフリカの森林が減ったときに、オスが果物を両手に抱えて、メスに渡したのが二足歩行の始まりという考え方があるそうです。狩猟時代が終わり、農耕の時代になると、食料の生産が増え、人口が増えていきます。分配の面では、イモより小麦、トウモロコシ、米が適していたそうです。年賀状を出すのが150人が限界というのは、人間という、生きものを、示しているそうです。2025/11/24
ta_chanko
21
「地球の中の生命」「生命の中の人類」という意識を持つことが大切。人間中心主義や機械論的自然観といった西洋文明によって、現代文明は大きく発展してきたが、ここへ来てその限界や弊害が顕在化してきている。地球温暖化・環境破壊・生態系の破壊・生物多様性の喪失など。このまま突き進めば人類だけでなく生命全体の危機が訪れる。そうなる前に、どこかで文明の方向性を修正していかなければならない。「脱炭素」は本当にその解決になるのか。ダーウィンも注目した「ミミズ」や「土」がそのヒントに?2024/10/16
to boy
20
全くの期待外れな内容。現代テクノロジーをすべて否定し、まるで昔の原始時代に戻ればよいとでも言いたげな内容。人類が農業を始めて集団生活、貯蓄により格差が生まれたからの農業はよくないとでもいいたいのか。現代のいろいろな技術の進歩を否定しながらどうしたらよいのか具体的提示がない。同じ話を何度も繰り返して辟易してきた。農薬や化成肥料などの弊害を述べて、だから有機農業が良いをいう結論は単純すぎないか。具体的には何も言っていないありきの理想論にイライラしてきた。2025/06/03
nagata
10
ここまで自然と隔絶された環境で住むようになりながらも、なお他のああゆる生物と切っても切れないつながりをもち、かつ40億年もの時間の流れの中で生き続ける人間の在り方を見つめ直してみるべきという問題提起は中村先生ならでは。科学的な知見に賛否はあっても、この一貫した視点は我が意を得たと思わされる。そして、生命を育んできた土がカギを握るというのも鋭い視点だと思った。どこを見渡しても呼吸をしていないアスファルトの上に住んでいても、その息遣いを感じていたい。2025/01/12
Miyako Hongo
9
以前からこの人の本はどこかスピリチュアル臭くて苦手だったんだけど、この本で納得。あーこういう方向性だったのね。それなら納得だわと□地学みたいな一見関係なさげな学問が生物に多大な影響を与えてきたことが判って、いろんな学問が“世界は分けても判らない”とばかりに集約されてきて。文化経済まで含めて人類ってどういう物で、どんな風に生きればこの先も地球と調和して生きていけるか、ってのが近々の課題で。それには農業を始めた時代から振り返らないと駄目だよ、という主張□胡散臭いと感じた根底に、こういう思想があったからなのね。2025/02/17
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