僕は■■が書けない - 朽無村の怪談会

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僕は■■が書けない - 朽無村の怪談会

  • 著者名:阿泉来堂
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2024/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569904214

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内容説明

通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が甦る――そんな言い伝えが残る朽無村の名士・古柳哲郎氏が亡くなった。小説のネタ集めに通夜に参加することにした、ホラー作家「僕」と担当編集者の壱子。故人の遺言に則って集められた参加者と共に、曰くつきの会が始まる中、「僕」は披露される怪談に疑問を覚え……? 怪談に隠されていたものとは。驚き必至のホラーミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

83
阿泉さんの作品は初読み。通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が甦るという言い伝えのある村の名士が亡くなり、その怪談会に参加する事になった作家の「僕」と担当編集者。ホラーなんだけどあまり怖さがなくて、怪談話を怪談ではなくミステリーとして推理していくのだけど、やっぱりホラー。うーん自分には少し合わなかったかなぁ。ミステリーが書きたいけどホラーしか認められないっ「僕」って作者そのものって事!?2025/01/15

yukaring

72
ホラーミステリと見せかけて、阿泉さんらしい予測不能の展開に驚く物語。ホラー作家としてデビューしたが本当は心霊現象を信じない「ミステリ脳」の“僕”。スランプに陥った僕は辣腕編集者・壱子に連れられある怪談会へ参加する。「通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が蘇るー」そんな言い伝えの残る朽無村の名士・古柳氏の通夜での怪談会。僕と壱子は立会人として怪談話に耳を傾けるが僕の「ミステリ脳」が謎に反応して…。三つの怪談に隠されていた驚愕の真実とまさかの展開が待つ闇深きラスト。そして“僕”がやけにリアルなのはもしかして…。2024/08/30

ポチ

48
殺人犯は怪異なのか、怪異に見せかけた人間なのか!ホラーが書けないミステリ好き作家が真犯人を推理をするが…。映像を想像すると結構グロいですね。次も楽しみ。2024/12/01

annzuhime

43
通夜の晩に怪談話をすると魂が蘇る言い伝えのある朽無村。その通夜に参加したホラー作家の私と毒舌編集者。語られるホラーが最初は怖くなくて、作家が語る推理もなんか腑に落ちなくて。これはなんなんだと思いながら進めると、3つ目はなかなかにホラー。そして結末でなるほど。最後にホラー色を一気に強めにしてるけど、1番怖いのは執念。編集者とのやり取りが面白い。続編を匂わせて終わってたけど、出るのかな。2024/11/12

坂城 弥生

38
フィクションだよね…?恐ろしい、人の情念は本当に怖い。2024/09/04

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