内容説明
あなたは何歳まで、どんな風に生きたいですか? 2050年には50万人以上が100歳を超えるといわれる日本。だが介護や認知症のイメージにより「長生き」はネガティブにとらえられがちだ。本書は500人以上の百寿者に会ってきた著者が加齢をめぐるさまざまなデータを紹介、高齢期に幸福が高まるとされる「老年的超越」の謎に迫る。多くを失いつつも幸せを感じられるのはなぜか。確実に訪れる人生への向き合い方を考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
smatsu
6
スウェーデンの社会学者トルンスタムの言う「老年的超越」という話には以前から多少興味があったのだけど、本書の4章にその話が結構書いてあった。不思議なことに80歳や90歳を超えてくると高齢者の一部は幸福感がぐっと上がるらしい。最低限日々の生活に大きなストレスがないことが必要だが、面白いのは身体が弱って日常生活が満足にできないとか、認知能力が下がってほぼ認知症のようになっても幸せな人はそういうことにあまり関係なく幸せだという話。なぜそうなるのかは不明だが社会的に成功したとかお金がたくさんあるかはあまり関係ない2024/08/14
それでいいのよ
2
高齢であっても適切なトレーニングを積めば筋力は増加する。問題なのは気力が衰えること。そのためには身の回りのちょっとしたことを「やりたい」と続ければよい。ボロは着てても心は錦、のようにどうあるかよりもどう感じているか。「老年的超越」ー加齢に伴う社会で求められてきた物質主義的で合理的な世界観から宇宙的、超越的、非合理的な世界観への転換。「ピンピンコロリ」を目指して頑張る、それが難しくなったら「フニャフニャスルリ」へ。2024/11/07
TIE
1
専門的な話と感覚的な話がいい塩梅の本だった。 本職の研究者さんだから論理も調査内容もしっかりしてて分かりやすいし、言葉が平易で(一部専門的だけど)スルスル読める。 100歳でも健康です!みたいな夢のある話じゃない現実を突きつけつつ、でも本人たちは結構幸せそうだよ?とある種の安心感も持たせてくれる。 ピンピンコロリとフニャフニャスルリ。なるほどねと思う。身体機能が衰えて人に頼りながら生きていかざるを得ない状況をいかにうまく受け入れるかってことなのかなぁ2025/08/14
Hiroki Nishizumi
1
年寄りには年寄りの楽しみがある、と考えて生きていくしかないね2024/12/03




