内容説明
評判の団子屋をいとなむ、おひでと嘉六。元遊女のおひでは身重の体で商売に励むが、嘉六は過去にとらわれ捨て鉢な生活を送る。木戸番小屋のお捨と笑兵衛は、夫婦の窮地を救おうと奔走する(「新地橋」)。傑作時代小説シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
8
ダメだった!『灯ともしごろ』で、ん?ん?となって、気を取り直してこちらを読んだが、嘉六の甘えきった根性、おひでの破滅的な生き方、そしてなす術もなくその間を行ったり来たりしてるだけの、お捨。それでいて、最後はお捨のころころと笑う姿!ギブアップ!2025/11/13
めがねおじさん
1
深川澪通り木戸番小屋シリーズ第三弾。どうしようもない男女の愛憎の機微の切なさを描いた「新地橋」。腕の良い職人だが人付き合いの下手な男をどん底から救う「うまい酒」。貧しいが懸命に生きる姉妹の絆と心の隙間が哀しい「深川育ち」。豊かな老後を過ごしながら、何処か心寂しい老人を包み込む「鬼の攪乱」。育ての親への愛情と生みの親への複雑な感情の合間に揺れながら自身を見つめなおす「親思い」。不器用な男たちの夫々の行くたてが感慨深い「十八年」。どれも明確な答えや結末が用意されている訳ではないが、それ故に何処か感慨深く秀逸。2026/03/27




