ホーキングとペンローズが語る時空の本質 ブラックホールから量子宇宙論へ

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ホーキングとペンローズが語る時空の本質 ブラックホールから量子宇宙論へ

  • ISBN:9784152080769

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内容説明

宇宙は科学でどこまで解明できるのか? この気の遠くなるような問いに敢然と挑み続ける天才2人が、大域的トポロジー、ツイスター理論など、独創的理論を縦横に駆使しながら、白熱の議論を通して宇宙の本質に肉薄する、待望の、そして最も刺激的な宇宙論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

卯月

7
1997年刊。間違えて同じ本を2冊買った人から貰った。ホーキングとペンローズが3章ずつ交互に語り、最後に討論。私、大学でシュレーディンガー方程式や、熱力学のエントロピーは一応習ったんだが、のっけからヌル測地線の意味が解らん(苦笑)。でも面白い。数式は少なくて、図で説明されている概念をいかに理解するかに全力注ぐ感じで読む。難しい内容を講義している筈なのに、「四次元の映像をお見せしたかったのですが、政府が予算を削減したために、ケンブリッジ大学は二次元のスクリーンしか用意できませんでした」とかちょくちょく笑う。2021/03/21

roughfractus02

7
本書はかつて共同研究した2人が交互に講義し、最後に直に討議した講義録である。ミンコフスキー時空(3+1次元)で特異点定理を概説に始まり、事象の地平に囲まれない裸の特異点を宇宙論に組み込んで(宇宙検閲官仮説)、「ホーキング放射」へと進むと、両者は「ブラックホールの情報喪失」で袂を分かつ(後にキップ・ソーンが情報喪失はないと証明)。討論ではホーキングの虚時間導入によるユークリッド化とペンローズのシュレーディンガーの猫へのこだわりの理由がわかる。ファインマン経路積分で量子宇宙論を概説するホーキングの5章がいい。2019/12/26

Rachel

5
ブラックホールや特異点の話題が多い。式も多め。正直式は分かんないんだけど面白い!これが天才たちの議論か。ホーキングの量子宇宙論はかなり面白かった。ホーキングは実証主義、ペンローズはプラトン主義ということで、ペンローズの主張も詳しく知りたいなあと思っているんだけど、この本に関して言えば、さらに私のような物理学を学んだわけではない人からすれば、ホーキングの話の方が直感的には分かりやすいのかもしれない。2017/06/22

まつど@理工

4
こっこれは面白い!!ホーキングvsペンローズの討論形式の講義集。何度も再読したい。1割しか分かんないけど、僕はホーキング派かな。2013/08/16

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