戦友会狂騒曲

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戦友会狂騒曲

  • 著者名:遠藤美幸【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 地平社(2024/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784911256077

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内容説明

元兵士たちの戦後を共に歩く

遺族などの関係者でもなく、靖国神社にもむしろ違和感をもつ筆者が、なぜか老人たちの集まる戦友会の「お世話係」を担うことに。
ガダルカナル戦やビルマ戦を経験し、「強兵」として知られた東北・第二師団の戦友会で語られる苛烈な戦場体験。複雑な思いを持つ元兵士たちを脇に、「聖戦を戦った英雄」と持ち上げる保守系の若者たちが押し寄せてきて……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

45
ビルマ戦の研究者が、戦友会のお世話係に…という不思議な体験を語ったワンアンドオンリーな一冊です。「従軍慰安婦はいなかった」という文書に署名しつつ「慰安婦は必要悪、中隊のために私が作った」と言う男性のエピソード(著者はもっと驚いただろう。問うても苦笑いされたとのこと)や、「あなたたちは慰安婦に悪いことはしていません、ご自分たちを卑下しないでください」という右翼若者に当事者が「戦争を美化しちゃいかんぞ」という話には不思議な気持ちになりました。人間とは悪いことをしながら良いこともする。ほんと、不思議。2024/12/20

kawa

36
ビルマ、ガダルカナル、雲南の激戦を経験した東北第二師団の生き残りの方々が、戦後設立、長く続いた戦友会のお世話係りを拝命することとなった妙齢の歴史研究者の会務リポート。ニッチで今どき?のイメージなのだが、若手右翼や兵士家族を巻き込んでの内容はどうしてどうして。戦争体験の承継、靖国、自虐史観などの問題を考える上で好著。読み手としての理解、立場は未だ曖昧模糊だが、元兵士の皆さんの「戦場を知らないやつほど勇ましい」「戦争をやったらおしまい」「戦争をやったわしらが言うのだから間違いない」はまちがいなく金言。2024/10/09

バッシー

3
実際に戦地で戦ったおじいさん達と、理想の歴史を妄信する若い世代とのギャップが興味深い。2024/11/12

onepei

1
ちょっとズレるが護国神社にも同様の流れがあるのではないか2024/11/16

本好き

1
靖国神社はいらない、保守派は歴史を知らない馬鹿の集団2024/09/12

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