内容説明
ほぼ同じDNAをもつ二人が何もかも異なるのはなぜか。毎日5個もの細胞ががん化しているのに、なぜ簡単には死なないのか。生命体とウイルスのちがいは。全盲の人が昼を感知できるのはなぜか。コンピュータがとうぶん脳には勝てない分野とは――。医療・医学の最前線を取材し、7000じょ個の原子の塊が2キロの遺骨となって終わるまでのすべてを調べ、描き尽くした大ヒット医学エンタメ登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
41
人体即ち自分のことだから、全700ページ少しも飽きない。嬉々とした軽やかな筆致に若者を想像したら大ベテランによる著作であった。好奇心で突き進んでいる感じが小気味よい。なるほどへぇと思った箇所に細い付箋を貼り付けていたら本が毛むくじゃらになった。2025/04/28
たまきら
39
原著副題:A guide for occupants (使用ガイド的な意味合い)にニヤリ。まさに、私たちが数十年を過ごす肉体の取説と行ってもいい内容です。また、著者がサイエンスライターでないところにも納得。後書きで「無知が原動力」と著者が語っていたと説明されていて、大いなる素人の好奇心がこういうわかりやすく楽しい本を生むんだなあ…とユカイな気持ちになりました。2024/12/26
こだまやま
8
アパラチアントレイルを描いたa walk in the woodsのビルブライソンが人体も書くのかと不思議だったが、サイエンスが専門だったようだ。選ぶエピソードが豊富で、それぞれの奇妙な伝記や小説を読むように楽しめる。 体中の微生物を集めると脳と同じくらいの大きさになる、なんて変わった豆知識?の披露が著者らしくて好き。 アメリカを変えた夏、みたいな歴史も書いているのか。こちらも気になる。2025/07/10
すゞめ
6
我々が普段、ほとんど意識せずに動かしている身体… その内部でいかに素晴らしく、そしていかに奇妙な事象が起こっているのか? 分野横断的に身体の隅々まで語り尽くした医学エンタメ。 本書には身体にまつわる驚くべき数字が至るところに散りばめられている。 身体の不思議にページを捲る度に驚かされるばかりで、700ページ超の大作ながら最後まで飽きない。 どこを切り取っても興味深く先が気になるような内容で、翻訳書ながら、著者の筆力の高さがうかがえます^^ 時に美しさに感動し、時におぞましさに動揺するような魅力に満ちている2025/08/06
めい
2
しゃっくりの治療法がいまだに不明で治そうとして水を飲んだりびっくりさせたりを世界中の人が試しているというの考えてみると不思議でおもしろい2024/10/16
-
- 電子書籍
- みんなで空気読み。コロコロコミックVe…
-
- 電子書籍
- 壮快 (2022年3月号)
-
- 電子書籍
- けだものたちの時間~狂依存症候群~(分…
-
- 電子書籍
- ベストエンドは愛撫のあとで(単話版)
-
- 電子書籍
- ニューモデル速報 統括シリーズ 201…