内容説明
食卓のおでんやすきやきが、筍とそら豆になるまでの一月から五月、何気ない日々の出来事を書き留めた百日の手帖。女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」、ほか「おこると働く」「木の声」「朝の別れ」「豆」「吹きながし」等、移りゆく暮らしの実感を自在に綴って今なお古びない名随筆。(解説・出久根達郎、青木奈緒)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ペグ
55
久しぶりに再読。ちょっぴりお茶目で繊細な感性に意外と大胆な表現は、独特の言葉遣いで面白い。随筆はその方の一面を覗く楽しみがある🎶2025/11/17
ほんどてん
7
先に人生を歩んだ方の言葉に感銘を受ける事が多くあります。時代や日常が違っていても、思う事や感じる事に共感するところがたくさんあって、昔の人もそう考えたのだと安心出来たり面白かったりで、とても心地の良い読書になりました。今はあまり馴染みがなくなってしまった物や言葉などにも興味を持つことも多々あって勉強になる楽しみもありました。「たわしスカートのお相撲人形」って昔の玩具が面白そうなので検索してみたけれど出てこなかった。写真を残した人はいないのかな。2025/02/15
Akki
6
ちゅんちゅんと、という表現がなぜかしっくりときて、それでいてゆったりとお茶をいただくような気持ちにさせられる文章たち。文さんの書くものは本当に心地がよい。物書きというより一人の主婦であるという自負、等身大の自分で物を見聞きし、感じるままに筆をとる姿が浮かぶ。一つひとつの描写から、色合いや香り、造形を感じられて、本当によい読書ができる。2025/09/08
キー
3
食卓のおでんやすきやきが、筍とそら豆になるまでの一月から五月、何気ない日々の出来事を書き留めた百日の手帖。女にとって親密なことば「きざむ」、隅田川の意外な光景「川の家具」、道路掃除の仕事をする女のひとの話「掃く」、季節に心の機微を読む「春の雨」、ほか「おこると働く」「木の声」「朝の別れ」「豆」「吹きながし」等、移りゆく暮らしの実感を自在に綴って今なお古びない名随筆。2025/06/11
ゆきんこ
1
とてもさっぱりと、時にこちらがどきりとするような節回しをされるのだけれど、紡がれる言葉はどこかあたりがやわらかく、かつ、小気味よい。お人柄が、文章からにじみ出るよう。しみじみと楽しい一冊。2025/12/21
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