内容説明
怪異の裏になにかがある!?
料理茶屋の隠居・清兵衛は働きづめの日々が終わったことで
いつしか死の恐怖に取りつかれ、余命いくばくもない有り様に。
幼馴染の甚助のお陰で危機を脱し、怪奇譚を語り合う「話の会」に
参加することで逆に自分を取り戻した清兵衛だが、
ほっとしたのも束の間、会の周辺で不穏な出来事が起こり始めて……。
〈死への恐怖〉をテーマにした異色の傑作時代小説。
解説=朝宮運河
※この電子書籍は2010年1月に刊行された文春文庫の新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
24
問題小説2004年~2006年連載のひとつ灯せ、首ふり地蔵、箱根にて、守、炒り豆、空き屋敷、入り口、長のお別れ、の8編からなる連作短編を2006年8月徳間書店刊。2010年1月細谷正充さんの解説で文春文庫化。2024年8月朝宮運河さんの解説で文庫新装化。人情怪奇ファンタジー。宇江佐さんの手になるだけあって、多彩な市井の人たちの不思議や人情が楽しい。例繰方同心が登場するのも面白い。2024/09/25
陽ちゃん
6
ずっと前に読んだと思うのですが…(題名は覚えていたので)…全く内容を覚えてませんでした。料理茶屋を営む清兵衛は、隠居した途端に死の恐怖に囚われ、本当に死の床についてしまいますが、幼馴染の甚助のおかげで助かり、彼の勧めで怪奇を語る「話の会」に参加することになります。が、参加者の周りで不思議なことが起こるようになり、とうとう会も終わることに。ですが、そこから次々と起こった出来事が一番怖かったかも知れません。おはんの家を訪ねた際に、何故、甚助が2階に上れないと言ったのか?引っかかったままです。2024/08/29
timeturner
5
百物語方式をちょっとアレンジしたほのぼの時代小説だろうと暢気に読んでいたら、少しずつ厭な雰囲気になっていって、最後の2章でとんでもないことに。こちらの予想を大きく覆す驚愕のエンディングだった。怖すぎる。2024/09/01
きさらぎ
3
怪異とリアルのバランスがなかなか良くて(やや怪異寄り)、色々な毛色の物語があって楽しめた。前半のスタンスの方が好みかな。後半は少し現代小説の怪談っぽくなる。全体を通じて人情の機微をうまく描いていると思う。2025/02/10
ぺしみち
3
旧版では読了してますが、新装丁電子書籍版で読みました。全然覚えてなかったので、新作を読めたみたいに感じて得した!徳真さまの話が良かった。宇江佐さんの作品、全て電子書籍化してほしい。2024/11/08
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