内容説明
幕末・明治維新の激動期に,日本語を自在に駆使して活躍したイギリスの外交官アーネスト・サトウ。日本,シャム,清国,モロッコ各地でのエピソードを交えてその生涯を活写する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
14
ハローの300選とか、通訳案内士2次試験でも問われる、天皇と将軍の違い(71頁~)。サトウ氏は、マジェスティとハイネスの用語を峻別したという。179頁訳注によると、1854年日英和親条約では、将軍をHis Imperial Highness the Emperor of Japanとしている。イラスト多数で当時の人物像も垣間見れる好著。日本外交史上にサトウ氏を位置づけると、難しい当時の国際関係、外交問題にさらされていたことがわかる。岩波文庫にも彼の本があるので、読み比べてもよいだろう(192頁訳者解説)。2014/01/26
桑畑みの吉
3
外交官アーネスト・サトウ(1843-1929年)の伝記。1999年2月刊行、原著は1933年にイギリスで出版された。本文約160ページ、訳注・訳者解説が約30ページと全体的にあっさりした内容となっている。幕末・明治初期の日本で日々が約100ページ、人生後半のタイ・清・モロッコ・再度日本での外交官生活や20年に渡る引退生活の話は読んでいて量的に物足りない。ちょん髷姿の侍たちが跋扈する幕末から大国ロシアに勝利した明治末期までの日本を第一線の外交官として目撃したサトウの胸の内はどの様なものだったのであろうか?2022/10/08
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