内容説明
目 次
はじめに
序 章
第一章 ウクライナの戦争
第二章 プーチンの怨念
第三章 アフリカ争奪戦
第四章 イスラエル・ハマス戦争
第五章 古い世界、新しい世界
終 章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gokuri
4
フランス在住のジャーナリストである著者が、2024年現在の社会情勢を、フランスの報道状況も交えてその歴史的経緯と今日の状況を分析する。ウクライナ戦争の経過、プーチンの世界戦略であるウクライナ介入とアフリカ戦略、そして、イスラエル・ハマス戦争。いずれも日本では今一つ本気度をもって報道されていないし、ほりさげられていないような気がする。その点、フランスとロシアの歴史的な親密度、アフリカ移民問題など、直接的なかかわりが大きい国際的諸問題には、国民の注目度、意識も高いのだ。PSマクロンの現地での評価はボロボロ。2024/08/18
K.eko
0
当たり前のことですが、同じ著者の「EU争乱」もそうでしたがヨーロッパ(フランス)からの視線は、普段接しているニュースとは違うことを改めて感じます。きちんと文章として提示されることで、なるほどと理解しやすかったです。プーチン大統領の誤算については、私には目からうろこでした。日本で普通にぼんやりニュースを見ているだけだと、こんなことにも気がつかないのだなあと。「政治家と外交官の仕事は戦争を起こさないこと」と最後に書かれているのは、普遍的な言い方とはいえ、この作品の最後にあるとガツンときます。2024/09/15
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