内容説明
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
704
夕木春央は初読。10人が地下の方舟に閉じ込められた、いわば典型的なクローズド・サークルのミステリー。犯人を探すのは犠牲者たる、この10人。しかも、ここから脱出しなければならない。犯人のとった方法と論理は、この中ではいたって合理的で納得できるものである。ただし物語の構想自体が机上の空論めいている。まず、方舟だが、カルト集団が作ったと言うが(着想はオウム真理教の上九一色のサティアンだろう)地下3階建ての筐体様の建物など、とんでもないくらいの資金力(しかも、実用的には無駄な)がいるだろう。次に犯人の⇒2026/06/02
佐藤ゅ
358
これで終わりでいいの?エピローグはむしろ本編の延長で、その後に本当のエピローグがあるんじゃないの?と思わせるラスト。2025/02/02
ゲンタ
345
単行本の方に感想書きました。 https://twitter.com/orihakategnat/status/16913853561749012482024/06/11
FUKUSUKE
341
【サイン本】裕哉に誘われて地下施設へと入った七人と、道に迷ってやってきた三人家族。合計十人が地震によって出入口を塞がれて出られなくなった。直後、裕哉が殺害されて……。どんでん返しがすごいと評判だけど、それが読者が知り得ない理由なのが正直ずるいと思う。だけど、この作品は柊一による一人称視点で書かれているから、柊一が気付かなかったことは書けない。また、読者は翔太郎の論理的な推理をつい追ってしまう。だから仕方ない。そして、パラパラと読み返しただけで非常に小さいけれど、重要な伏線に気づく。再読、再々読がたのしみ。2025/04/06
たつや
335
よく出来たミステリーだし、ラストは、そうくるかと爽快やった。 でもでも、この方舟そのものが、ちょっと無理があるよなぁ。 うーん、どうやって資材を入れたんだ? だいたい、浸水したら、水圧で扉は簡単に開かなくなるので、 果たして、生存者は??? と、うがった考えはよしておこう https://sunnext.exblog.jp/33215246/ ブログ:2024/11/22
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