内容説明
新世紀の月開発プロジェクト「アルテミス5」。同計画のクルーとして月軌道プラットフォームゲートウェイ(LOP-G)に滞在する六人の男女は、NASAから不可解な指令を受ける。曰く「1969年のアポロ11号は月面に着陸していない。この事実を隠蔽するため、アームストロング船長の足跡を捏造して欲しい」というのだ。船長のロバートとヴェテラン宇宙飛行士のジョンは、この指令に「従うべき」という立場をとるが、副船長のサイラスと民間人クルーのキャサリンは「人類への冒とくだ」として強硬に反対する。日本人宇宙飛行士コウタ・イシグロと医師アカネ・モチダは、態度を決めきれない――。船内がバラバラに分裂する中、突如として制御を失った人工衛星がLOP-Gに激突する……!
地球に生還できるのは、誰なのか? 捏造ミッションの真相は、何なのか?
地球から38万km、超極限状況のサバイバル・ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
168
月面にアームストロングの【歴史的】な1歩を刻んだ足跡は実は存在しておらず、当時ソ連と宇宙開発競争にしのぎを削っていたアメリカが捏造したものだった。その不都合な事実を隠蔽する為、かの足跡を月面に付けてこい、という何とも阿保なミッションを帯びて月に向かった日本人2名を含む6人の物語。情報をリークされたロシア側の手により宇宙船は攻撃を受け、6人は足跡をつけるどころか地球への帰還も不可能な状況になってしまう。刻々と悪化する状況の中、彼らは究極の選択を迫られる…思いの他感動的な物語で、ラストの一文が胸に迫った。2024/10/13
☆よいこ
96
宇宙SF。宇宙軌道のプラットフォーム”ゲートウエイ”LOP-Gに滞在する6人のクルーの仕事は、宇宙での実験や地球へ向けての月レポで開発費を得ること。石黒航太は「月面に足跡をつけろ」と月面着陸し、極秘ミッションを命じられる。歴史的捏造を暴露すべきか悩むクルーたちに、突然探査衛星が衝突する。LOP-Gは破損しクルーが死んでいく。救助船は間に合うのか▽宇宙空間という極限密室で繰り広げられる推理、裏切り者は誰か▽読みやすかった。参考文献あり。2024.8刊2025/04/16
オーウェン
55
月のプロジェクトで宇宙に滞在していた6人に下された不可解なNASAの指令。 それは月面に足跡を作れというもの。 実は初めて月面着陸を達成したアームストロングは月に行っていないという真実。 たらればではあるが、それが現代のロシアの陰謀と結びついて、中盤からはサバイバルの状況に。 それは地球へ帰るための方法。 困難が出る度に、そのための解決策を用いるのは手に汗握る。 時には犠牲が出る始末でありながら、裏切り者の存在も。 選択の際には結末は大体分かるが、それだからこそ宇宙飛行士に子供は憧れるのだ。2024/10/05
さっちゃん
47
月開発プロジェクト・アルテミス5計画のクルーとして、月軌道プラットフォームゲートウェイ(LOP-G)に滞在する六人のクルーにNASAから不可解な指令が。アポロ11号は月面着陸しておらず、事実を隠蔽するためアームストロング船長の足跡を捏造しろという。意見が分かれる中、突然人工衛星がLOP-Gに衝突し…。/近未来SFだけど人間臭さを感じる物語。救助には時間がかかり、激突事故の影響で船内の残り酸素も僅か。タイムリミットが迫る極限状態で、対立するクルーはどんな選択をするのかハラハラしながら一気読みだった。2024/08/07
もぐもぐ
43
アルテミス5計画で宇宙に滞在する6人の宇宙飛行士にNASAから突然告げられた極秘ミッション。そして次々と起こる悲劇。誰が内通者で何が目的か? 宇宙船での閉塞感や恐怖感が伝わってくる。ミステリーっぽいけどSF色が強い話でした。とても読みやすかったです。終盤の展開は良かったけど、個人的にはちょっとモヤっとする結末。タイトルが盛大なネタバレなので、別にした方がもっとドキドキできたように感じました。 #NetGalleyJP2024/08/07
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